クコール

From “TANZ DER VAMPIRE”

クコール

駒田一さんがクコール役で出演している舞台を観ていて、
溢れた愛をついこんな形にしてしまいました。

その舞台は東宝のミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」。
そこに出てくる山口祐一郎さん演じるクロロック伯爵の下で働いているのが
クコールというせむし男です。

よく色々な格好しているキューピーさんのキーホルダーなどが売っていますよね。
なんかコスプレキューピーという名前もあるらしいですが。
最近だと一番有名なのはたらこキューピーでしょうか。
♪たーらこーたーらこー たーっぷーりーたーらこー♪
それをヒントに、こんなのもありかと製作。
土台は身長5センチ強のキューピーさんです。
出来上がりは木の台入れて高さ8センチ位。




シャガールから受け取ったロウソク持ってお城に帰ります。
ロウソクは綿棒の軸をカットして、その中にボンドつけた糸を通して作りました。



休憩時間はお掃除タイム。
箒の柄は楊枝をカットして色塗りました。


以下はおまけ。

上着脱がせてみた。
ちなみに上着着せると判りにくいですが、一応背中はせむし仕様です。
その関係で首を微妙に前に出して固定しているので、首は回りません。
衣装色々間違っていますがその辺は気にしない。
マフラーの巻き方とか判らないんですよ、じっくり見ても。

レッグウォーマー(?)は、小さすぎて作れないので、毛糸を巻いただけ。
靴はモデリングペーストで足の指の形が出ないようにして、乾いたらやすり掛けしてからアクリルガッシュにつや出しメディウム混ぜたものを塗っています。
頑張った割にはほとんど見えない……。
マフラーとシャツは子供用の無地の白いTシャツを買ってきて紅茶染めしました。
背中包んで首から下まで縫うので、伸縮性があって薄い生地……と考えた結果思いついたのがTシャツだったので。
微妙に色違うんですが、判りませんね。
ズボンは白い布を一緒に紅茶染めした後、そのまま同じ液の中にコーヒーと緑の染料を少量投下して染めたもの。
上着は更にその後茶色の染料を少量入れて短時間染めたものです。
色々な布を時間差で液から出したり染料入れたりして一気に色々な色の布を染めました。
色止めはしていません。洗濯しない→色落ちの心配がない、ということでかなり邪道な染め方をしています。
髪の毛はフェルト。
貼りやすいようにキューピーの頭のてっぺんの尖った髪切り取って、出来た小さな穴はモデリングペーストで埋めてやすりをかけてから貼っています。
正面から見ると左右が対称じゃない……。

顔は、最初眉無しにしようかと除光液で落とし、睫毛も半分位の長さに消しました。
全部消したかったのですが、目が消えるので断念。
でもパンフは眉ないけど、本番では眉ないかい? と思って描き直してみる(あれ眉じゃないか)。
そして歯も描いて疣のようなものも付けてみる。
買ったばかりなのに質の悪い面想筆に泣かされました。
3本セットの安物しか置いてなかったんですよ、そこの東■●ン●小さいとこで。
そのうちまた別のとこでもっといいのを買おう……。
土台が土台だから、やっぱり似ないなあ。まあ仕方ないか。

もう少し大きいキューピーだと衣装作りも楽だったかもしれません。
このサイズだと着せると言うよりは「貼る」しかない部分もあって。
でもこのサイズだから可愛いんだよね。
あ、背中のせむしはコットンです。酸素ボンベ背負ってますか? って感じですが(^^;)
上着は実際の衣装のようにつぎはぎに出来るサイズではないので一色。
一応白い布用絵の具で汚しは入っています。
小物は他にカンテラや、背中に針金つけてコウモリのリー君なんていうのも考えたのですが、色々あり過ぎてもごちゃごちゃするのでロウソクと箒だけにしておきました。
「Koukol」の名前をトレーシングペーパーで切り抜いて木材に貼り、上から布&木材用のスタンプインクでポコポコ押して簡易ステンシル。微妙にカッターの線から色が滲んでいる……。
「o」は面倒だから中を抜かずに塗り潰し黒丸。すいません手抜きで。

構想一晩(考えてたら眠れなくなった)、製作日数4日のクコール人形でした。




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