2003.9.14  レ・ミゼラブル

本日夜のプリンシパル・キャスト コゼット 河野由佳
ジャン・バルジャン 山口祐一郎 マリウス 泉見洋平
ジャベール 内野聖陽 テナルディエ 駒田一
エポニーヌ ANZA テナルディエの妻 森公美子
ファンティーヌ 井料瑠美 アンジョルラス 坂元健児


9月14日ソワレ観てきました。
今回はA席です。
ANZAさんのエポニーヌが初見でした。
可愛くて華奢な感じの声でした(こういう表現変ですが)。結構好きかも。
(あ、決して声出せなくて細いって意味ではないのです。)
彼女をちゃんと抱き上げてぐるぐる回した小柄な泉見マリウスに乾杯。
前回泉見さんのマリウスを初めて見た時、笹本さんをぐるぐるはしてなかったのですが、やっぱり日によって違う?

今回ファンティーヌがジャベールに突き出されるところで内野さんが歌ど忘れ(?)してしまってちょっとはらはらいたしました。
やっぱり人間だしこういう事ってあるんだーっと思ってしまいました。
でも、同行した初めて観た友人は全然気付いてなかったので、「レ・ミゼラブル」一回しか観ない人には問題ないと思います(一瞬不自然な間はあったけど初めて観る人には判らないらしいです)。そういう人の方がはるかに多いと思いますし。
こういう時、一つの舞台を一度しか観ない人の方が幸せかもしれない、と心の隅で思ってみたりする……(^^;)

ちょっと気になったのがリトル・コゼットの最初のシーンで、歌いながら掃除をしているのですが、逆さにしてテーブルの上にあげてある椅子を下におろす時に3つとも椅子の脚がテーブルに当たって音を立てるのが無性に気になったのでした。
前にも一度いつだったかそういう時があったのですが、同じ子かな?
リトル・コゼットやリトル・エポニーヌのキャストまで気にしてないので判りませんが。
だとすると力が弱いのかな。

2回目の山口さん。
山口さん、1幕より2幕の方が私は好きだなーと思いました。
バリケードでジャベールを逃がすあたりの山口さんが凄く今日良かったです。
「君は自由だ本当だ」の言い聞かせるような調子がとても新鮮に聞こえたのでした。
あ、あと最初の方のリトル・コゼットに「そうさ、君をお城が待って〜る〜、よ!」がなんだかかわいかったかも。
そう言えば今回も司教様の所から杯は2つしか盗まなかったので、前回見た時は忘れたのかと思ったのですがこれは山口さんのバルジャンのデフォルトなんですね。なるほど。

テナルディエ夫妻。
なんかパワーアップしてました。
宿屋のシーンや、バルジャンとの取引のシーンなんかが特に。
今回のマダムは森さんだったのですが、宿屋のシーンではテナルディエがマダムのいるテーブルの上から酒の瓶を取って行くと「なんだよ!」と文句を言い、駒田さん間髪入れず「うるせえな!」とかえしてました。
「ちっ!」とか「ハッ!」とかの吐き捨てでない台詞が増えてた……。
バルジャンにファンティーヌが死んでかわいそうにーと色々言う所も台詞増えてました。その分客席の笑い所が増えましたー。
マリウス&コゼットの結婚式では二人とも両頬ばかりか鼻の頭まで赤くして、かなりインパクトのある太い睫毛(つけまつげじゃなくて目の下に書いた睫毛ね)。
森さんは上睫毛も書いてました。いつもながら二人とも面白いです。
駒田さんはお皿落とした後おもむろにそれを拾って、坂元さんの給仕に皿を渡してから「ドロボー!」と叫んでました。
罪のなすり付け方がすごい(^^;)

カーテンコールは何回だったか、随分多かったです。
3回目だったかな、坂元さんが走って出てきてステージ上でバク転を披露。
次のコールでその前の坂元さんと同じ感じで手をあげて駒田さんが走って出てきたのでやるのかっと思うと舞台中央で駒田さん土下座。客席大喝采。楽しい楽しい。
バルジャンとジャベールの二人に手を引かれて森マダムが出てきた時もありました。
最後の方では客席の大部分が立ち上がっていた状態で、山口さんが両手挙げて手を振っていたのを何故か左右にゆらゆら振り始め、合わせて客席も両手挙げてゆらゆら。
なんだあれはーと私と同行した友人受けてしまいました。
変だよー。でも面白いけど。奇妙な光景でした。
で、いい加減もう出て来ないだろうと思ったのですが、もう1回出てきました。
一体何回出てきたんだろう……。流石にあれは役者さんも大変なような。
最後にはジャベール内野さんとバルジャン山口さんが舞台奥の中央でがしっと抱き合って客席から黄色い歓声が上がっておりました。
ファン多いな、二人とも……。

今回はこれくらい。あくまでもミニレポですし。もあります。

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