2003.9.6  レ・ミゼラブル

本日夜のプリンシパル・キャスト コゼット 河野由佳
ジャン・バルジャン 今井清隆 マリウス 泉見洋平
ジャベール 高嶋政宏 テナルディエ 駒田一
エポニーヌ 笹本玲奈 テナルディエの妻 瀬戸内美八
ファンティーヌ 高橋由美子 アンジョルラス 吉野圭吾

9月6日ソワレを観てきました。
9月に入って最初です。
S席下手寄り5列目、良いお席です。

8月までの方がいなくなったり、9月からの方が入ったりしているので、また違う感じです。
これまで学生の一人、クールフェラックで出演していた泉見さんが9月からはマリウス。
山本さんのマリウスと同じように後ろにまとめた付け毛があったのですが、それが縦巻きになっていたのが妙に印象的でした(^^;)
泉見さんかなり小柄ですね。可愛い感じのマリウスでした。
そしてやっぱり恋に目が眩んだお馬鹿さんでした。
「力を借りたい 願いをかなえて」とマリウスに言われて嬉しそうに頷いたエポニーヌ、その続きが「手紙をコゼットに まだいるだろうか〜♪」じゃあ、せつないねえ。

マダム・テナルディエの瀬戸内さんも9月からです。
これはまた一段と強そうなマダムだ〜。
マダム・テナルディエが宿屋で客にテナルディエの話をしていて、それを知らずに出てきたテナルディエが客達に「この親父♪」と歌われて「? はーい」って風に片手を上げる所、(良く判らないけど話題の的みたいだぞ)って感じで話見えてないなりに周囲を見回して応えている姿がなんだか可愛くて好き。
……って既に正しい見方が出来てない私。
でも、あそこのシーン位かわいいって言ったら駄目、ですか……?

バルジャンは2度目の今井さん。
正直言うと今回より今井さんのバルジャンを初めて見た時の方が感動したのですが、砦で一人歌う「彼を帰して」が非常に良かったです〜。
病院でのジャベールとの対決で二人の歌が重なる「ジャベール!」の部分が微妙に二人ずれたのは残念でした。
しまった、今回で今井さんのバルジャン見納めだ。再演楽しみにしてます。
ジャベールは同じく見るの2度目の高嶋さん。
なんとなく高嶋さんのジャベールは、慣れない……。どうも違和感を感じる……。
学生達の中にスパイとして潜り込むジャベール、やたらとよれよれとした感じで現れるのですが、いいんですか、そんな戦力にならなそうな様子の人に銃渡しても>アンジョルラス
後から「俺は志願兵だ」とやってくるバルジャンに「年寄りじゃないか」と学生が言っていますが、まだバルジャンの方が役に立ちそう……(^^;)

そうそう、砦が作られた時、今回下手前方だったせいで余計なものが見えてしまいました。
砦が陥ちる前、ガブローシュが砦の向こう側に下りて弾を探すシーンで舞台の盆が回って向こう側が見えるのですが、その時まで見えない兵士の死体(の、人形)が砦の下の方の隙間からちらりと見えて(……あ。)と思ってしまったり(^^;)
そうか、あれは砦が作られた時点でもうあったのか。
………いえ、私は何も見てません
まだ無いはずの死体があらかじめセットされてるのに気付いて軍服の赤が見えるのが気になったなんてことは、ありません。ありませんってば(^^;)

アンジョルラス吉野さん。
前回よりかなり声が通って聞こえたのは私の座った席のせい? 申し分のないリーダーでした(^^)
砦が落ちた後にジャベールがやってきて、学生の死体の中にバルジャンの姿を探すのですが、砦の上で、他の死体(あれは、誰だったかな……)に両足おさえられた状態で逆さまにぶら下がっているジョリの死体があるのですが、テナルディエはそれを下水道に運び込んで金歯だの金釦だのを「高く売れるぜ〜♪」と奪い取る。
この死体、今年の公演ではないんですけど、前に見ていた時はジャベールに上の死体をひっくり返されたはずみで片足が落ちて、片足だけでぶら下がってたんですよね。
かつては危ない〜とはらはらしながら見ていたのですが、それがないのはないでちょっと淋しかったり(下手したら落ちて大変な事になりますね……)。
その後テナルディエは下水道でマリウス(その死にかけた「小僧」がマリウスだとは彼は気付いてないのですが)の手に指輪を見つけて、嬉しそ〜に声をあげて笑うとんちゅーっとキス。
ああ、テナルディエって、本当に……(以下省略)。
あの鬼畜な姿が好きなのです。
そしてその後の下水道のソロに聴き惚れるのでした。

砦が落ちた後バルジャンに救われて病院に運び込まれたマリウスが歌う「カフェソング」、マリウスの机に突っ伏さんばかりの嘆きようが胸を打ちました。
そう言えば昔初めて「レ・ミゼラブル」見た時、このシーンはカフェじゃなくて教室かと思ったんですよね、私……(学生だし)。どうでもいい話なんですが。

その後の結婚式のシーンはテナルディエ、皿を落として「ドロボー!(高音域)」と給仕(吉野さん)にその罪をなすり付け、その直後にマダム・テナルディエがスプーンやフォークなどを落としてばらまくと二人で上を向き、普段この時台詞らしい台詞は無かったと思うのですが(またはマイクが拾わない程度で、前の方の席しか聞こえてないか)、「上?」「……神様?」と言ってごまかしつつ踊りだす。
マリウスと話をしながらテナルディエ、テーブルを引っ張って直していたのですが、位置がずれていたのかな?

カーテンコール、何回目の時だったか駒田さんと吉野さんが並んで仲良さそうにしていました。微笑ましい図です。
前の方にいた駒田さん、ふと舞台の後ろの方に下がっていき、どうしたのかと思ったら二階席に向かって手を振ってましたー。心配りが嬉しいですよね(私は一階だったけど)。
同行者も楽しんでくれて、良かったです(^^)

今回はこの辺りで。では次回に続きます。

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