2003.8.25 レ・ミゼラブル
本日昼のプリンシパル・キャスト |
コゼット |
剱持たまき |
ジャン・バルジャン |
別所哲也 |
マリウス |
岡田浩暉 |
ジャベール |
岡幸二郎 |
テナルディエ |
駒田一 |
エポニーヌ |
笹本玲奈 |
テナルディエの妻 |
森公美子 |
ファンティーヌ |
高橋由美子 |
アンジョルラス |
吉野圭吾 |
25日(は、マチネのみの公演でした)に行ってきました。
数回公演を観てだんだん自分の好きなキャストが判ってきてから、この日の公演のキャストが割と好きな組み合わせだったのと、平日でまだチケットが残っていて買える状態だったのとで、つい23日の公演に行った時にチケット買い足してしまったものです。
後で気付いたのですが別所さんと岡さんと駒田さんが揃う日がこの日で最後だったんですね。別所さんと岡さんは7・8月だけの出演なので。そのせいか、ずいぶんと客席もノリが良かったです。
直前にチケット買ったので一階席の最後列の端の方の席でした。でもいいの。
ジャン・バルジャン別所さん。
7回中5回が別所さんだったので、なんだか慣れ親しんでしまった感じです。
キャンペーンの時や最初の頃に「んー?」と思った所も変わってきたし(歌の事ですが)。
この日結局別所さんのバルジャン、司教様の所で一度も椅子に座らず。
やっぱり少しずつ変わってきているらしいです。
変わったと言えば、びっくりしたのが裁判所で自分がジャン・バルジャンだと告白(宣言)するシーン、前見た時まで「2465さーん!」だったのが、「2465サァーン!」という感じ(伝わるかな、この書き方で……)に「3」が高音になっていました。
いやー、こんなの初めて聴きました。びっくり。
これは、こういうのもありなんでしょうか。良く判りませんが。
病院でのバルジャンとジャベールの対決シーンで、二人がそれぞれ別の歌詞を同時に歌っていて途中二人の声が重なる「ジャベール!」が何だか聴いてるとぞくぞくしますね。
別所さんも岡さんも良かったし、それに見るの2回目の岡田さんのマリウスが純情青年という感じでとても良い。
山本さんのマリウスの方が沢山見てるんですが、彼のマリウス薄い気がするんですよね。それになんかクールな感じだし。
岡田さんのマリウス好きです。
久し振りに見た吉野さんのアンジョルラス、死んでる時口元から血糊が……。
確か坂元さんの時はなかった気がする、血(無かったですよね、確か)。
吉野さん、外に響くんじゃなくて内にこもる感じの声で損してると思うなー。
もったいないと思います。でも声は嫌いじゃない。
吉野さんのアンジョルラスと言えば、バリケードでエポニーヌが死んだ後、嘆き悲しむマリウスの肩を抱いて慰める姿が印象的でした。坂元さんの時ここまで必死だったかな?
でもその後にはマリウス、コゼットの事考えてるんだけど(^^;)
コゼットは旅に出るからもう戦いで死んでもいい、と歌うマリウスの肩をポンと叩いてたグランテール、今回はそれが無かったのであれっと思ったのですが、こういう細かい所も演じるキャストによって違うんですね。
これまでどうやらずっと同じような面々のアンサンブルで見てたらしいんですが、今回初めて違うアンサンブル・キャストを見られたんですよ(勿論全員ではなく、目につくアンサンブル・キャストという意味で、確認したらこれまでも結構変わっていたのですが)。
グランテールも見慣れた阿部さんではなく今回は伊藤さんでした。
阿部さん以外のグランテール初めてで、なんだか目新しかったです。
それと、前から見たかった清水拓藏さんもようやく見られました。
清水さんはクラクスー役です。駒田さん(じゃなくてテナルディエ)の手下ですね。
あとは娼婦たちのヒモとか、フォーシュルバン(馬車の下敷きになる人)とか、宿屋の客、学生などです。
今まで見ていた大江さんで見(聞き)慣れていたのですが、ヒモの時など、優男な感じのヒモでした。グー。
気にして見ていると、中央に立った彼は娼婦達一人一人に周辺にいる男の所へ行けと指示したり、戻ってきた娼婦からお金を受け取って懐に入れたりしているんですね。今まで全然見てなかった(^^;)
でも一人の娼婦に食べさせてもらっているんじゃなくて大勢の娼婦をとりまとめている場合もヒモって言うんですかね? まあいいか。
宿屋の客の時は右の方で飲んでましたー。
学生の時は特に名前はないんですかね? アンジョルラスの乗った台車(?)を牽いたりしてました。
テナルディエの手下のクラクスー、これまで駒田さんの手下の面子はモンパルナスしか見分けられなかったのですが、ようやくどれがクラクスーか判った(^^)
マダム・テナルディエは森さんでした。
宿屋で客に亭主の愚痴を言ってるマダム・テナルディエの「♪自惚れ野郎のイ・ン・●」の所、峰さんはここで酒瓶を下に向けてましたが、森さんは持っていたハンカチ(布巾?)を使ってました。
そういう違いもあるんですねー。
今更と思われるかも知れませんが、最近までその時上手で酒を薄めてるテナルディエしか見てなかったんだもん……。
ちょっとチケット代もったいない事してますか、私(^^;)
でも駒田さん一人でチケット代分の価値は充分あると思いますし……。
結婚式でのテナルディエ夫妻の歌の所は客席から手拍子が起こりました。
この日は本当にのりが良かったです。
この日のメイクは二人とも一直線な眉毛(眉間は繋がってないけど)。
駒田さんの口元は某ファーストフードのド■ルドのようでした……(笑)
そうそう、お皿落とした時の叫びは「ドロボー!」でした。
「ドロボー!」が一番多いのか、それとも色々試した結果これに落ち着いたのか。
叫ばれた吉野さんの給仕は床の上で後ろに倒れてました(ちょっと違うか)。
花束を曲にあわせて振っていて微笑ましい。彼の場合はマダムに惚れる設定はないみたいですね。
カーテンコールもやたらと盛り上がり、ただでさえカーテンコール多いのに、いつにも増して多かったです。拍手やまずにオールスタンディング。
最後の方には駒田さん上着脱いで出てきた。脱いで腕に掛けて出てきて、次のカーテンコールではそれも置いてきてました。
岡さんもまずコート脱いで出てきて、次には上着も脱いで出てきてシャツ姿〜。
駒田さんはカーテンコールはテナルド男爵の衣装なので、上着の下にもう一枚ベスト着てるからシャツ姿ではなかったけど(真夏は暑いでしょうね)。
別所さんも脱ぎに掛かっていたのかシャツが開き気味で出てきてまして、肩から落ちたサスペンダーを駒田さんと岡さんに寄ってたかって整えられていました(^^)
一番最後、別所さんが高橋さんを抱き上げて退場しようとすると、それを見た駒田さんと岡さんが森さんを抱き上げ……ようと一瞬していたのが楽しかったです(でもしなかった、または持ち上がらなかった(^^;)。
いやー、楽しかった。
今回はこの辺で。
ああ、あまりテナルディエの事書けなかった……(まだ書くのかと言わないで…)。
では
次回に続きます。