真紅の棚・2

吸血鬼関係の棚・2です。
小説はアンソロジー・ライトノベル、そしてマンガを置いています。
他の小説と解説書は棚の1へどうぞ。

・アンソロジー

死の姉妹

これ昔読んでもう手放してしまったのでかなり記憶が曖昧です(^^;)
14人の作家の吸血鬼ものの小説が入っています。
ゴシックからSFまで、一編の長さも様々です。
タニス・リーの作品も入っていたような。
アン・ライスの作品も入っていたと思っていたのですが、どうも記憶違いらしいですね。他に何で読んだんだろう、アン・ライス入りの短編集……。


血 吸血鬼にまつわる八つの物語

血 20世紀末日本のクリエイターが料理した吸血鬼アンソロジーってことらしいです。ハヤカワ文庫。
作品数はちょっと少なめでしょうか。
どれもなかなか面白いですが、「薔薇船」とか「スティンガー」が好みでした。
ウィーンの吸血鬼を描いた「エステルハージ・ケラー」も旅行記っぽくて異色で面白い。
「血吸い女房」は「陰陽師」のシリーズの一作です。
薄めの本なのですぐ読めますよ。
簡単な著者紹介つきです。

‡収録作品‡
「13」 --- 大原まり子
「かけがえのない存在」 --- 菊地秀行
「薔薇船」 --- 小池真理子
「エステルハージ・ケラー」 --- 佐藤亜紀
「アッシュ──Ashes」 --- 佐藤嗣麻子
「一番抵当権」 --- 篠田節子
「スティンガー」 --- 手塚眞
「血吸い女房」 --- 夢枕獏


血と薔薇の誘う夜に 吸血鬼ホラー傑作選/東雅夫編

血と薔薇の誘う夜に 角川ホラー文庫です。
翻訳も一本ありますが、近現代の日本人作家の手によるアンソロジーで、小説以外にエッセイのようなものも入っています。
18編入っていますが、下の「血も心も」と比べると「吸血鬼」らしいものが多くて私は好きです。
「かわいい生贄」のような怪作もあり(笑)
そのまま「吸血鬼」というタイトルのものをばらさず並べているのはわざとでしょうね。
なかなか豪華な面々が並んでいますし、読んで損のない本だと思います。
簡単な著者紹介つき。

‡収録作品‡
「仲間」 --- 三島由紀夫
「契」 --- 須永朝彦
「影の狩人」 --- 中井英夫
「ヴァンピールの会」 --- 倉橋由美子
「吸血鬼入門」 --- 種村季弘
「かわいい生贄」 --- 夢枕獏
「干し若」 --- 梶尾真治
「週に一度のお食事を」 --- 新井素子
「白い国から」 --- 菊地秀行
「吸血鬼の静かな眠り」 --- 赤川次郎
「吸血鬼」 --- 江戸川乱歩
「吸血鬼」 --- 柴田錬三郎
「吸血鬼」 --- 中河与一
「吸血鬼」 --- 城昌幸
「血を吸う怪(E&H・ヘロン原作)」 --- 松居松葉
「日本にも吸血鬼はいた」 --- 百目鬼恭三郎


血も心も−新吸血鬼物語−/エレン・ダトロウ編

原タイトルは"Blood is not enough"「血だけでは足りない」。
血を吸う吸血鬼もいますが、人間の生命力や精神力、エネルギーを奪うものも多く取り上げられています。
そして17編中2編は小説ではなく詩です。
スタンダードな吸血鬼を見たい人には物足りないものもあるかも。
1本1本がそれほど長くないので読みやすいですよ。
それぞれに編者からの紹介と、著者の経歴&コメントもついています。

‡収録作品‡
「死は快楽」 --- ダン・シモンズ
「海はどこまでもぬれにぬれ」 --- ゲイアン・ウィルスン
「銀の首輪」 --- ギャリー・キルワース
「鈍刀で殺れ」 --- ハーラン・エリスン
「静脈条虫」 --- スコット・ベイカー
「ラザロ」 --- レオニード・N・アンドレイエフ
「乾杯!」 --- ハーヴィ・ジェイコブズ
「砂漠のヴァンパイア、よみがえる」 --- シャロン・N・ファーバー
「夜はいい子に」 --- エドワード・ブライアント
「飢えた目の女」 --- フリッツ・ライバー
「ジャンフィアの木」 --- タニス・リー
「闇の申し子」 --- スーザン・キャスパー
「夜想曲」 --- スティーヴ・ラズニック・テム
「死者にまぎれて」 --- ガードナー・ドゾワ&ジャック・ダン
「その悲しみを……」 --- チェット・ウィリアムスン
「ホログラム」 --- ジョー・ホールドマン
「汚れ仕事」 --- パット・キャディガン


妖魔の宴(うたげ)〈ドラキュラ編 1・2〉

妖魔の宴〈ドラキュラ編1〉 スーパー・ホラー・シアター「妖魔の宴 ドラキュラ編」。
菊地秀行監修。
1巻にはアン・ライスの「ランプリング・ゲートの主」やダン・シモンズの「ドラキュラの子供たち」等8編の小説と、菊地秀行のエッセイなどが収録されています。
アン・ライスの「ランプリング・ゲートの主」はヴァンパイア・クロニクルズではないまったく独立した短編です。
ドラキュラはいろんな人にいろんな描かれ方していて面白いです。現代の社会状況に合わせて女性化していたり。

なお、この「妖魔の宴」のシリーズには他にも「狼男編」や「フランケンシュタイン編」があります。

‡収録作品‡
スーパー・ホラー・シアター 妖魔の宴 ドラキュラ編(1)
「ランプリング・ゲートの主」 --- アン・ライス
「スタイルの問題」 --- ロン・ディー
「選抜試験」 --- エド・ゴーマン
「隠れ家の吸血鬼」 --- ヘザー・グレアム
「十番目の学生」 --- スティーブ・ラスニック・テム, メラニー・テム
「誰にも欠点はある」 --- フィリップ・ホセ・ファーマー
「1944年のドラキュラ」 --- エドワード・D・ホック
「ドラキュラの子供たち」 --- ダン・シモンズ

スーパー・ホラー・シアター 妖魔の宴 ドラキュラ編(2)
「感染」 --- ジャネット・アシモフ
「かわいいベイビー」 --- カレン・ロバーズ
「吸血鬼の夢」 --- ディック・ロクティ
「杭なき人生」 --- ケビン・J・アンダーソン
「恐怖の名前」 --- ローレンス・ワット・エヴァンズ
「暗い夜明け」 --- W・R・フィルブリック
「ロス・ニーニョス・デ・ラ・ノーチェ」 --- ティム・サリヴァン
「小夜曲」 --- マイク・レズニック
「ロキュラダおじさん」 --- ジョン・ラッツ
「時の先端」 --- ジョン・グレゴリー・ベタンコート
「夜の子供たち」 --- クリスティン・キャスリン・ラッシュ


・ライトノベル

吸血鬼シリーズ/赤川次郎

吸血鬼シリーズ 赤川次郎の吸血鬼シリーズは、コバルト文庫から出ています。
最初の方は何作か読んだのですが、正直言ってまだ続いているとは知りませんでした(^^;)
吸血鬼シリーズ 集英社文庫版 ……なーんて言っていたら、本屋さんでコバルト文庫でなく集英社文庫から新たに出し直しているのを発見。
少しずつ出していくみたいです。なかなか表紙が良い感じ。
これは新たな(大人の)読者の発掘と、かつて読んだ読者が懐かしさに再び買うのを見込んでいるのでしょうか。

クロロックとエリカ父娘は日本に住んでいて、クロロックは小さい会社ですが社長。
エリカは今時の若い娘さんです。何しろ一作目のタイトルは「吸血鬼はお年ごろ」です。
様々な事件に巻き込まれる吸血鬼父娘のお話、軽いものを気軽に読みたい時にどうぞ。


死が二人を分かつまで/前田栄

死が二人を分かつまで 吸血鬼を狩る「ヘルシング」でありながら吸血鬼にされ、強大な力を持つその吸血鬼を殺そうとしているカールと、カールを解放するために彼を狩ろうとする【J.C.】。
クリムゾンクロス 女であるためにハンターになるのを止められたので【J.C.】は「ヘルシング」を出て男性の格好で吸血鬼を狩っています。全4巻。
3・4巻あたりはカールの話を芯において展開していきます。

カールと彼を吸血鬼にした吸血鬼エリオットの話は「クリムゾンクロス」というタイトルで漫画になっています。
小説の方でイラストをつけている方が描いているので、イメージの齟齬がない。
小説を読んでいる方が背景がわかりやすいと思いますが、単体でも読めます(小説に出てくるミカエラと【J.C.】は登場しません)。
そして逆に漫画を読んでいた方が小説の3・4巻の内容が分かりやすいというか、読まなくてもわかるのですが内容がリンクするのでより楽しめると思います。


・マンガ

ときめきトゥナイト/池野恋

ときめきトゥナイト かなり長いですが、ここで書くのは第一部のみ。
ちなみに管理人第二部までしかわかりません(しかも第二部はかなりうろ覚え)。
吸血鬼の父と狼女の母をもち、噛み付くとその相手に変身してしまう女の子が主人公のコメディです。
吸血鬼ものというより変身ものなので取り上げるまでもないかなとも思ったのですが、裸マントに敬意を表して(この意味判る人どれくらいいるでしょうか……。ほとんど見てないのであまり覚えていないのですが)吸血鬼の棚に入れる事にしました。
とりあえず吸血鬼っぽい表紙画像を探してきました、望里モーリパパ(笑)
人間界で人間の振りをしている彼女は転校していった先にいた男の子に一目惚れ。しかし彼が実は不吉と言われた双子だったために王妃である母親と共に人間界に捨てられていた魔界の王子だったという事が判明、成長して命を狙われる彼と共に運命は巡る……といった感じでしょうか。
今はもう持っていませんが、結構好きなマンガでした。はい。


吸血姫 美夕(ヴァンパイア ミユ)/垣野内成美/平野俊貴

吸血姫 美夕 元々はビデオアニメだった作品です(元のアニメ見た事ないけど)。
それを製作に関わっていた作者がオリジナルストーリーで漫画化し、それが後にシリーズ化したもの。
で、それが更に後に深夜枠でTVアニメやっていたような……。
闇から人間の世界にはぐれ出て来る神魔を狩り、闇に帰すのが神魔の監視者である美夕の仕事で、彼女が最初に血を吸ってしもべとしたラヴァがパートナー。
人間として育ち、ラヴァの血を吸って吸血姫として目覚めた彼女の神魔との闘いの話(……だろうか?)。
元々のラヴァの仲間との闘いとなる西洋神魔編の後も色々出てきます。
ラヴァと美夕の上下関係を超えた絆はいいなと思います。
忠実で無私な僕って素晴らしい(え)。
はぐれ神魔を探してあちこち偽名で転校しまくっているので登場人物はいっぱいです。

夕維も出てきます。別の種族(?)ですが「吸血姫美夕」と「吸血姫夕維」は一部リンクしています。


吸血姫 夕維(ヴァンパイア ゆい)/垣野内成美

吸血姫 夕維 別の吸血姫もの。
途中までしか読んでないのでどうなったのか判らないのですが(^^;)
神魔じゃなくて「シ」というのが出てきます。えーと、字は「鬼」の上の点がついてない字。こんな感じ→「シ
夕維の父親がはぐれ神魔だったため、美夕がからんで来ます。
母親を介して美夕の血を受けたため夕維も吸血姫になり、母方の血筋絡みで「シシ」に追われるのですが、その後どうなったのか知らない(^^;)

「吸血姫 美夕」で危機に陥った美夕を救うために参戦し、美夕に血を与えて復活させたり、色々と美夕との関わりは深いです。
……まとめて紹介した方が良かったのだろうか。

おまけでその他同じ作者のヴァンパイアもの置いときます。
どちらも少しだけ夕維が絡んでますね。
DAHLIA THE VAMPIREDAHLIA THE VAMPIRE THE WANDERERTHE WANDERER


倫敦魔魍街/JET

倫敦魔魍街倫敦魔魍街ロンドンまもうがい」、JETさんの漫画の中ではやっぱりこれが一番好きです。
「奇譚倶楽部」も好きですけど。

19世紀末ロンドンで活躍する狼男のホームズと、吸血鬼のワトソンの話。
これは本名ではなくて、ホームズがシャーロック・ホームズのファンでそう名乗って探偵をやっているんですが、ちゃんとハドソン夫人もいたりする(幽霊で、これまた本名じゃありませんが)。
ホームズが肉体労働担当でワトソンが頭脳労働ですね、どちらかと言うと。
基本的にホームズが主役なのですが、ワトソン吸血鬼だしこれも吸血鬼の棚にてご紹介。
ワトソンは人の感情が読める吸血鬼です。
なので、殺される人間の恐怖や、人間の悲しみをダイレクトに受け取ってしまいます。ベジタリアン吸血鬼(吸血はごくまれ)。
ワトソンの母親(人間)の思い出を(相手をそれと知らず)語る老人のエピソードや、死んだ母親の身体からまだ生きていたワトソンをホームズが取り上げるホームズの記憶が示されたり、彼の背景も窺わせます。
狼の中で育った、人の姿をしたワトソンの幼少期の孤独と反発があったことなども。

話は化け物やらゾンビやら(ゾンビは愛を込めて描いてるらしい)てんこもり。
女の吸血鬼が出てくるエピソードもあります。
死んだホームズの弟(血は繋がっていなくて、元は人間)の身体を乗っ取ったバケモノは、今はその身体に落ち着いてモリアティーと名乗ってるし、色々楽しませてくれる漫画です。
絵よりも人物の性格が好きというか、どこに惹かれているのだろう、私は。トータルでとても好きな話。子供の頃のワトソン、可愛かったな……。
ホームズとブランカ(白い狼の幽霊)との「ごあいさつ」シーンも可愛くて好き。
ホームズとワトソンとどっちが好きかと言うと、ちょっと悩むところです。両方好きですね。

この話、最初ソノラマから出ていたのですが、連載が角川に移ったため、角川から出し直したのですが、それも止まってしまい……。
あれは雑誌がなくなったんだったかな、雑誌買ってないので良く判らないのですが。
そしてその後文庫が発売されました。全5巻です。文庫版は朝日ソノラマから。
1〜4巻には書き下ろし「ろんどん通信」、5巻には書き下ろしの話が1本入っています。
うわー、新作久し振りだあ。
なんだかワトソンが可愛かったです、大分絵が変わりましたが。
続きは一体どうなるのでしょう。連載再開してくれませんかねえ、どこかで。
吸血鬼ドラキュラ モリアーティの持ち出した本の行方がとても気になっている私です。

JETさんはブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」の漫画化もしています。
文庫版にはポーの「アッシャー家の崩壊」も収録。
これコミックス版持っていた気もするのですがどうも記憶がおぼろげで内容紹介書けないのでここでこっそり紹介(^^;)


純白の血/篠原烏童

吸血鬼ものと言っても、本当に血を吸うわけじゃなくて生気を吸い取るから、多少違います。この棚に置くべき話ではないかもしれませんが。
人間や動物から生気を奪うウォーレンと、植物から生気を貰うヒース。
彼ら二人のヴァンパイアと、彼らを愛する人間達と彼らを憎み、利用しようとする人間達、そして死にかけた地球(自然)。
読んだら多分色々考えてしまう話です。

この話自体は大分前に出た話ですが、最近思わぬ所で別の話とつながりました。
作者の別作品のシリーズ「ファサード」です。「純白の血」以降の登場人物の姿が見られて、これは私にとって嬉しいことでした。


インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア/篠原烏童/アン・ライス

夜明けのヴァンパイア アン・ライスのヴァンパイア・クロニクルズ一作目「夜明けのヴァンパイア」は篠原烏童さんが漫画化しています。
あれを漫画化したにしては薄いのですが、作者が原作ファンということもあり内容はきっちりおさえられています。
映画では「妻をお産で亡くし」の一言で片づけられてしまった(^^;)部分もちゃんとルイの弟が登場していたり、原作通りにアルマンが金髪の少年(というか青年)になっていて、「聖歌隊の少年の顔をした悪魔」(だったかな)とレスタトが表現した彼の姿が拝めます。
あと映画と違ってちゃんと涙が血だったり。

最初に徳間書店から出た時は「夜明けのヴァンパイア」というタイトルでしたが、ソノラマから文庫化するにあたって映画しか知らない人でも判るように「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」に改題されました。原作のファンならどちらでもわかるだろうし、という事が書いてありましたが、それは確かにそうです。でも「夜明けのヴァンパイア」ってタイトル私好きなんですけどね。
文庫版には作者後書きがついていて、新たに描かれた「クロウディアが大人になれていたらこんな感じだったのでは」なイラストやレスタトとルイのイラストが載ってます。


ドン・ドラキュラ/手塚治虫

ドン・ドラキュラ この手塚治虫の「ドン・ドラキュラ」との最初の出会いは漫画ではなく、これのボードゲームでした。
人間は昼間は寝ている吸血鬼に杭を打つために動き、夜は吸血鬼に出会うと血を吸われて吸血鬼になってしまうので逃げ回る。
吸血鬼は十字架を持っていない人間に出会ったらそれを吸血鬼にすることが出来るけれど相手が十字架を持っていたらそこから先には進めないので引き返し、昼間は棺桶で眠っている……という感じのゲームだったような。サイコロが機械式で、ボタンを押すと昼夜を示す盤が一目盛動いて、自分が進める数字も出てくる。あれが壊れて手動で目盛回してたなあ……。遠い昔の思い出……。

そんな訳で子供の頃はゲームでしか存在を認識しておらず、文庫版が発売されて初めて読みました。文庫は全2巻です。
吸血鬼のクロロック伯爵とその娘のチョコラは日本に住んでいます。
召使はイゴール。チョコラの母は狼女のカーミラですが、離婚。
チョコラは太陽の下に出て行きたくて日焼け止めを塗ったり着込んだり色々試して太陽の下に出て行っては灰になり、その灰をかき集めて何度も甦らせているうちに灰に埃が混じって身体が埃っぽくなっていったりなんていうこともしています。
バンパイヤ ドジだったり人間っぽかったり、愛すべき吸血鬼ファミリーです。

ちなみに、手塚治虫作品に「バンパイヤ」というのがありますが、これは吸血鬼ものではありません。
動物に変身する人々の登場する話です。主人公は狼に変身。
……あれ、主人公はトッペイでいいのだろうか。ロックか?
文庫は全3巻ですが、2巻で一旦区切られ、3巻から始まる新章は未完です。面白いのに残念……。


HELLSING/平野耕太

ヘルシング ヘルシング機関のトップ、インテグラをあるじとしている吸血鬼アーカード。
「ヘルシング」の綴りが「Helsing」ではなく「Hellsing」です。

基本的に吸血鬼好きと言っても「ヴァンパイア・クロニクルズ」のレスタトを筆頭に綺麗な吸血鬼が好きな私としては、これは結構異色かも。
レスタトとはまた別の次元でアーカードの殺しっぷりも愛している私は節操無し(^^;)
年に1冊位しか出ないのが寂しいですが、段々絵がきれいになっていくので良しとしよう。
(ここは汚くていいところですが、アーカードの戦闘シーンの画面の汚さは「うしおととら」に通じるものがあるかも……。)
とりあえず婦警は(私は)どうでもいいです。
HELLSING TV ver. アーカードの鬼畜っぷりと、それが主人に跪くさまが見ていて楽しいのでした。

あ、これのアニメも見てみました、放送時じゃないけど。
これは深夜枠で放送されたのかな、ギャグは排除されて次回予告にだけ残ってます。
結構面白かったかな。突っ込み所は色々ありましたけどね。
終わってないマンガを短期のアニメ化したらまあこんなもんでしょう(私って寛大だな)。
HELLSING OVA しかし原作でアーカードが喋ってる台詞を、アニメで違う場面で他の相手に向けて言わせるのはまあいいとして、まだ小さい子供のインテグラに向かって「■ぐらがいきりたつ」ってのはやめておけ>アーカード (原作では現在の大人の彼女に言ってた)

TVアニメ版に不満な人がやはり多かったのか、今度はOVA出ましたね。
これはTV版よりも原作寄りだそうで……見てみたいなあ。




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