2006.8.27  ダンス・オブ・ヴァンパイア

千秋楽、楽しかったのでもうちょっと書いてしまおう。
話の流れとか、細かい事は書きません。部分部分についてのみですので、読みたい方だけどうぞ。

もう、皆さん色々飛ばしていて楽しかったです。
サラの入浴シーンに乱入した伯爵が去った後、お風呂を調べようとして教授は頭からお風呂に落ちてジタバタ。
そう言えば千秋楽のアルフレートは浦井さんだったのですが(初日は泉見さんだったので公平ですね)、サラがお風呂に入りたくて頼みに来たのを別の意味に誤解して一人盛り上がっていたアルフレートが鼻先でドアを閉められて誤解に気付いた後の反応が二人違うんですよね。
「その気にさせて でも可愛い」と歌いながら戸口の柱をしゃかしゃかさすっていたのは泉見さんだけかあ(と千秋楽で気付く人)。あれ面白くて好きなんですよね、私。

一幕ラストでクロロック城に辿り着いた教授とアルフレート。
「私は夜型ですので、昼間は何も出来ません」の時、伯爵が身体を斜めに傾けて、一緒に教授も傾けてる所、クコールも斜めっていてふと見るとヘルベルトもアルフレートの肩に頭を預けるようにして、アルフレート以外全員で斜めになっていて、その上そのままぐるんと回っていた。客席爆笑でした。これは見てないと面白さがわからないだろうなあ。

幕間のクコール劇場もこれで最後。
掃除していたら教授とアルフレートが乱入。
「トイレどこですか?」と城の中で迷子になった二人にクコール、「地下1階2階とロビーにもございます」と案内。
「意外と喋れるんだね」と教授は言い、翌朝の朝食のデザートにバナナ(アルフレート)とブドウ(教授)を注文。
「努力します」と言って二人を見送った後一人呟くクコール、「ちょっとしたいじめ?」
事前に打ち合わせがあったのかと思ったら、本当に不意打ちだったんですね。後で公式ブログ見てクコール劇場が終わった後皆に「お疲れさま」と言われて「それよりバナナとブドウ探しに行かなきゃ」という駒田さんのコメントナイスでした。
ちゃんと二幕でバナナとブドウが用意されていました〜(^^)
さて、教授とアルフレートの二人が去った後、掃除を続けるクコールと、流れ出す「蛍の光」のBGM。
それに合わせてペンライトを振り、やがて取り出すお手製垂れ幕。
「クコール劇場 全七十八話」「完」
駒田さんお疲れさまでした!

二幕のヘルベルトお風呂シーンが凄かった。
歌声につられてサラと勘違いしてアルフレートがやって来ると、そこには一輪の赤い薔薇を手にしたヘルベルトが。
そしていつもの調子で言い寄られ、二人で踊っちゃったりし、ヘルベルトのこの日の一声は「百年ぶり!」。
百年ぶりに好みの男性を発見したらしいです、ヘルベルト(笑)
右脚のタトゥーが蜘蛛で左脚は薔薇でした。
そして襲われてアルフレートが客席に逃げ出したとみるや、ヘルベルトはやおら風呂桶(あのお風呂は「浴槽」というよりは「風呂桶」が相応しいと思う)にかけより、中を漁り始める。
「早くしないとアルちゃんが帰ってきちゃう」と一人言いながら急いで何やら首に掛け、ウエストに白いものを結ぶ。
起き上がって客席を向いた彼は……白いエプロン姿でした。
想像して下さい。透ける黒のフリフリシャツに黒のTバック、&黒のガーターベルトで、その上にフリフリの短い白いエプロンの、すらりと伸びた長い脚のオカマ吸血鬼。
取り出したウサギちゃんを手にさあアルちゃんを迎えようとしてはっと気付き、再び風呂桶の中をかき回して「どこどこ」と何やら捜し出す。
エプロンする時に持っていた本を置いたのを忘れてしまったようで……やっと本を見つけて行くと、既に戻ってきていたアルフレートがちょっと困っていた(^^;)
「おかえりアルちゃん」とにっこり笑って彼に本を渡すヘルベルトについうっかり「ただいまヘルちゃん」と返してしまうアルフレート……。
すっかり「アルちゃん」と「ヘルちゃん」なんですね(笑)
そしてヘルベルトは「ご飯にする、それともお風呂、それとも一緒に寝る?」
アルフレートは困って「ごめんなさい」と言いますが当然それで許してくれるヘルベルトじゃありません。
「選択肢は3つしかないの。……じゃあご飯にする?」
と、無理矢理決めつけ手にした白いウサちゃん(のぬいぐるみ)をアルフレートに渡し、「あ、耳はおいしくないの」と親切に教えてあげる。
食べるに食べられないアルフレートに「食ーえ、食ーえ」と声掛けヘルベルト。そして同時に全客席から食え食え手拍子が。
この時客席とヘルベルトは一つでした(笑)
やがて「食べないの? じゃあお風呂にする?」と今度は「脱ーげ、脱ーげ」とコール。勿論客席からも手拍子が責め立てる。
ジャケットを脱ぎかけ、でもやっぱり脱げないアルフレートに「脱がないの?じゃあ一緒に寝る?」。
拒否するアルフレートにヘルベルトは「もう選択肢はひとつしかないの〜♪」と、ようやく襲いかかり、二人はごろごろと転がり教授が助けにやって来ます。
もうウサちゃんはボロボロになるわ、大変な状況になっていました。
ヘルベルトを追いやってから教授、アルフレートに「随分長かったな」と……(本当に。でも最高に面白かった)。
そして更に「大変だったな」。
ええ、ほんと大変だったと思います、浦井さん(^^;)

その後二人は城の最上階へ。
そこに登場した伯爵にもうここからは出られない諦めろと言われ、教授は伯爵に(将来吸血鬼の姿は)絵本の中でしか拝めなくなるというところ、千秋楽では「ミュージカルの中でしか拝めなくなる」になっていました。
教授はあちこち変わっていて本当に楽しかったです。
朝クコールがちゃんと用意していたバナナとブドウをアルフレートに怒って持って帰ってしまって、目覚めた教授は皿をひっくり返して首を傾げていたり。
墓場の伯爵のソロの後ではいつもは伯爵退場後にそっとアルフレートと出てきてこっそりと拍手をするのですが、眼鏡を外してマフラーで涙を拭いていました。
しかし、それでも「伯爵にも感情があったんですね、僕達と同じように」というアルフレートの言葉を「くだらん」と一蹴していました。

あとはなんだろう、大塚さんの歌い方が違ったり、細々と千秋楽ならではの楽しみがありました。
もちろん、なんと言ってもカーテンコールで挨拶があったり、みんなでスタンディングで歌ったり、最後に銀色のテープと銀色のテープの吹雪が飛んできて、真上から振ってくるそれが照明にきらきら映えてとても綺麗だったりしたんですけど。

クコールの喋りじゃない普通の喋り方で駒田さんが司会をして、皆さんから一言ずつありまして、みんなそれぞれ個性があって良かったです。
伯爵の影としてダンスを担当していた新上さんの、イメージと違い過ぎる「お疲れさまでした」も笑えましたが、その後マイクを渡された(サラの影として踊っていた)加賀谷さんの「私達は喋れないから踊っているので、何も喋れません。ありがとうございました」という(動画見返してないから記憶が頼りですがこんな感じだった筈)言葉がとても好感持てました。
あと千秋楽に限らずいつも良いなあと思いながら見ていたのがカーテンコールの時に新上さんがキスした手をお辞儀するのと同時に舞台に触れる様子で(つまり舞台上にキスを送る)、舞台の上で踊れる喜びとか感謝みたいなものを感じさせてくれました。
ダンスとかは全然わからないんですけどね、私。

「夫を愛人に奪われ、娘をさらわれ、楽しい二幕にも出られず、私は本当に不幸な女です」という阿知波さんの挨拶も楽しかったなー。来年のレミが楽しみだ。
駒田さんの歌唱指導のあともう一度曲が流れてお開きになりました。


私が吸血鬼好きというのもありますが、楽しかったなあ、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」。
冷静に考えれば、本当はもう少し駒田さんの出番欲しかったですけど。
でも昼間に起き出して霊廟でシャガールとマグダが二人で歌って踊って騒いでいると棺に戻しに来るクコール、逃げようとするマグダをひょいと抱き上げて棺桶まで連れて行っちゃう姿にときめいたり(笑)、棺桶に入れられても二人で歌っていてうるさい(多分伯爵とヘルベルトの眠りの邪魔になるから?)のでその棺桶を放り投げてしまい、ポーズを決めるクコールに楽しませてもらったりもしましたが。
クコールの愛らしさ(?)と、伯爵とヘルベルトの吸血鬼っぷりと、市村さんの役者魂が素晴らしかったです。
ヘルベルトについてはレポとか見た日の日記とかにさんざん書き散らしているのでもう書きませんが、あとは伯爵ですね。
サラの所に誘惑しに来る時は「私こそ待ち詫びた天使」なんて言ってしまう。自分が神だとか天使だとか救い主だというのは魔物の常套句よね、なんて思うのです(そしてそれが良い)。
あと城のてっぺんで安心しきってる教授とアルフレートの所に出てきて逃げられないと脅した後にアルフレートに歌い掛け、「誘惑するのか」という教授に「(誘惑)するまでもない、彼はもう私のもの」と歌う、この言葉もいかにもという感じで好き。
確かに、本当は城に来て教授が去った後の伯爵とのやりとりによって、深い部分では彼はもうあちら側に足を踏み入れてしまっているのかもしれません。
最後には伯爵の言葉通りになる訳ですしね。
あのあと吸血鬼親子とアルフレートとサラの4人は(連れられて城から出はしたけれど、サラはアルフレートより伯爵の方により強く惹かれていると思うし、アルフレートはカーテンコールでヘルベルトと手をつないではけていくし(^^;)「吸って吸われていい気持ち♪」と楽しく暮らしているのでしょうか……。

なんか結局千秋楽レポというよりは、書き切れていなかったのをさらに書いたような追加レポになってしまいました(^^;)
では、これで「TANZ DER VAMPIRE」のレポは終了です。




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