2000.8.6  MUSIC MEETS ART

箱根の彫刻の森美術館でMUSIC MEETS ARTを聴いてきました。
これは、今年の2月に観た「MIRACLE」というミュージカルで主役をやっていたジャズヴォーカリスト・小林桂さんのライヴで、HPから応募すると当たるっていうのが新聞に載っていて、応募してみたら当たったのです(応募した日付をすっかり忘れて他のお芝居のチケットとっていて、後で混乱しましたが)。
後は、主催が東京FMと彫刻の森美術館だったので、ラジオでも抽選があったらしいです。

彫刻の森美術館というのは行った事のある方は判ると思いますが、美術館というか広大な公園の中に彫刻が点在してあって、歩きながら見て回る、という感じのところで(絵画館など、建物もありますが)、本来ならば芝の育成のために入ってはいけない緑陰広場というところに野外ステージを設置してそこでライヴが行われました。
まさに音楽とアートの出会いというところです。

届いた葉書に、よくよく見ると「定員になり次第ご入場をお断りする場合がございますので予めご了承下さい」と書いてあったので、はるばる箱根まで行って入場制限されてはたまらないので、早く行って中見ていればいいやと10時半に新宿を出て1時過ぎ位に美術館に着きました。
受付をすると、整理番号が12と13。
なんだ、会場じゃなくて美術館の入り口でもう整理番号が付くのか……。
すごく早かったらしいです。ラッキー。
開場の15分前に来てくれという事だったのでそれまで中を色々見ていたのですが、陽射しがじりじりとして暑かったです。
そして2時頃開場の近くを回っていると、ステージ周辺に人がいたのでちょっと探して>みると、肩から水色のバスタオル被った小林くん発見。
日陰もないところではやはり大変ですよね。
「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」という塔のようなものがあって、それは周りがステンドグラスで中心に螺旋階段がついていて上まで上がれる、綺麗な作品だったのですが、それに昇っている時も彼の歌声が聴こえて来ました(その時はもう、頭からバスタオル被ってましたが)。

開場が4時半で開演が5時。
整理番号順に並んで、順番に入ったので最前列中央に陣取ってしまいました。
バンドの方々が現れて演奏を始めると、最後に小林くんが出てきて歌い出しました。
昼間は黄色のTシャツ着ていましたが、ライヴでは黒のレザーパンツに黒のTシャツ、シルバーグレイのジャケットでした。
1曲か2曲歌って、それから自己紹介やバンドのメンバーの紹介をしていました。
今年成人式を迎えた21歳。若いです。
ピアノは彼のお父さんでした。
去年の12月にCDを出して、その中からいくつか歌ってくれました。
今年の秋にもCDを出すそうで、それに収録した曲もいくつか歌ってました。
あとはスタンダードナンバーもあったようです。
あったようです、というのは、私が全然ジャズがわからないからなのですが、「MIRACLE」の時に劇場で売っていたCD、その時は買わなかったのですが、今回買って帰って来ました。
これからジャズを聴くようになるかな……?
でも休日にいつも父親が聴いていたのはどうやらジャズらしいので、雰囲気としては馴染んだものかもしれないです(そうか、こういうのがジャズなのか……(^^;)。
タイトル覚えている曲は「P.S. I Love You」、「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」、「CANDY」と「YOU WERE MEANT FOR ME」と「HOW HIGH THE MOON」もかな?
あと「LOVE CAME FOR ME」、これはディズニー映画「スプラッシュ」の中の曲なのだそうですが、CDの曲目解説に「字幕が流れると席を立つ人を許せない!」と書いてあって、私と同じだ! とちょっと嬉しくなりました。
映画のエンディングテーマを全部聴かないで出ていく人、嫌いなんですよ、私。
別に他人が全部見ようと見まいと私には関係ないですが、でも自分がもう見ないからって他人もそうだと思って喋り出したり、スクリーン横切られるの、許せないんです。

前日の5日にも公演があったのですが、その時は6日よりも1時間遅く始まったそうで、途中から日が落ちてライトアップされたステージが綺麗だったようなのですが、この日は本当に終わりの頃にならないと暗くなりませんでした。
でも虫の音も一緒になっていたり、野外ならではの面白さはありましたけれどね。
今まで私が見た事のある小林くんは「MIRACLE」の年齢ひとケタ(?)の男の子で「ママってどんなの?」とか言ってるような感じだったので、バンド率いてる姿を
見るのはなんだか新鮮でした。
歌も「MIRACLE」は日本語の歌でしたしね。
気持ち良さそうに歌う姿がなかなか良かったです。
彫刻の森美術館の中もただで見られたし、色々得した気分の一日でした。

TOP
HOME