とねちゃんの様子がちょっとおかしくなったのは2004年4月21日。
夜に出てきて餌箱から餌を取って帰っていくとねちゃんがちょっとふらついて見えました。
あれっと思って捕まえてケージの外に出そうとしたらすごい勢いで逃げられました。
その前の月に一度すごくとねちゃんが弱った時があって、その時は本を読みながら蜂蜜をぬるま湯で溶いてあげたりしたら二三日で元気になって元通りの生活をしていたのですが、そこまで動けないという感じでもないので一日様子を見る事にしました。
22日の夜もやはり左右に揺れながらふらついて歩いています。
それに体重が増えてるのにあまりちゃんと食べていないし、オシッコの量が激減しているので、翌日病院に連れて行きました。
病院では腎臓が小さくなっていると言われました。
腎臓の機能が落ちているのでオシッコが作れずにむくんでいるのだそうです。
代謝を良くする薬(液体)を貰って帰ってきました。
下半身が太ったように大きくなっていたのはむくんでいたのです。
捕まえる時に触った感じも大分変わっていたので納得。
夜、ペレットに薬をしみこませてみたり、それがだめならおやつにしみこませてみたり、なんとかとねちゃんに薬を飲ませようとしたのですが食欲がないようで食べようとしません。
仕方がないのでなんとか食べる気が起きるらしい小動物用のゼリーの上に薬をかけておきました。
翌朝土曜日。
餌箱に入れておいた薬つきの餌もおやつも手つかず。
これは無理にでも飲ませるしかないと、小屋の屋根をとって上からとねちゃんを連れ出し(掴み出し)、上向きにして口元に落とすと飲んでくれました。
(ハムちゃんは口が下側にあるので、上向きにしないと液体の薬入れられない。)
今後この方法を取る事で決定。
餌は食べる気が起きないようなので、他にもうちょっと軽めのおやつ(ハムのビスケットとか)やゼリー、そしてゼリーを入れた器には蜂蜜の水溶液も入れてゼリーの上にはハム用の高栄養の粉ミルク(最初ポンちゃんのために買って来たけどとねちゃんも大好き)をふって、好きなものを食べられるようにしていました。
それでも従来の餌はほとんど食べませんでした。
年を取ってくると歯が弱くなって固い物が食べられなくなったりするハムも多いようですが、一応ひまわりの種とかかぼちゃの種は食べているようなので歯が弱ったわけではないらしく、ただ本当に食べられなかったようです、ペレットなどの主食。
ゼリーは、以前なら1個の半分を入れておくと(さすがに主食じゃないので一日で1個は食べない)全部食べてしまったものですが、他の物食べないのにゼリーの半分すら食べないので3分の1にしてみても更にその半分も食べていない感じでした。
薬を貰って一日二回飲んでから、少しだけオシッコの量は増えましたがそれでも通常時の半分程でした。
相変わらず身体は大きく、むくんでるので元気な時と違ってふよふよと柔らかかったです。
多分普通の水はもう飲んでいなかったと思います。
給水ボトルはセットしていましたが、蜂蜜の水溶液だけ飲んでいたようです。
薬をあげる時と、起きてちょっとゼリー食べたり、その帰りにトイレに入る以外はもうずっと小屋の中で丸まって寝ていました。
時々ちょっと具合が良くて通常のごはんを食べる気が起きる時は餌箱から餌を取っていきますが、高さ5cm程の餌箱から餌を取るのが大変そうになっていたのを見て、その半分位の高さの器に変えました。
これだけ動くのが大変になったら人間ならもう寝たきりだと思うのですが、ふらつきながらでもゆっくりとでも、ちゃんとトイレに行って用を足していました。
でもあまり出ないようでしたけど。
それに糞もちゃんと前と同じく小屋の入口から外に捨てていました。全部ではないですが、それは元気な時からなので変わりません。
ほんと、動物って偉い。
手足や鼻先のピンク色も薄くなり、顔色も悪くなってきたし、臭いがするようになりました。
そうして毎日はらはらしながら数日が過ぎていきました。
とねちゃんはほとんどの時間を寝て過ごしていましたが、小さな身体で一生懸命闘っていました。
そして、その日が来たのです。
4月26日、絨毯の上で。身体がむくんで後ろかなり大きいです。わかりますか?