〜5月22日(水)

また放置してしまった。面目無い。

止まってる間に帝劇で「レ・ミゼラブル」を2回観て、国立博物館の「大神社展」へ行き、青山劇場で「スウィーニー・トッド」を観、映画「聖☆おにいさん」を観ました。

「聖☆おにいさん」は大体漫画のネタでした。
公開直後じゃなかったけど、来場者特典のブックレット貰った。貰えるの知らなかったけど。
面白いけど、映画にするようなものかは疑問。
TVシリーズにした方が良かったんじゃないだろうか。
つまらなかったというんじゃなく、面白いけど映画としては物足りない。あの完成度で他のネタもくまなく見たい。

レミはまだ今後も観るから置いておきます(観てから時間が経ったので今語るのもね)。
「スウィーニー・トッド」は2006年以来だから久し振り。
市村さん&大竹さんは最後ということだったので行ってきました。
他のキャストはもちろん色々初演とは変わってますよ。
再演は知らないけど初演の時、最初にトッドが人を殺した時血がぶわーっと飛んだのですが、今回はなかったです。ちょっと残念(?)。
初演観てから今回観る間に例の映画がありましたが、映画は街の人達が歌う「スウィーニー・トッドのバラード」がないんですよね。
表現方法の違いというか。あれ良いんですけどね。まあ仕方ないのか。

「大神社展」、鹿がかわいい。
鹿はポストカード二種類買いました。
あと獅子もかわいい。
狛犬と獅子が写ってるポストカードも買ったけど、なぜ斜めから撮ってるんだ、正面からの図が可愛いんじゃないか!
あとお香買いました。
知らないメーカーだったけど、関東の店じゃないから仕方ない。
色々種類があったけど「白梅」買いました(今回は白檀とかはやめた、「白梅」珍しいし〜)。
サンプルあったけど薔薇とか桜とかは甘ったるくて駄目だった。無理。

森博嗣「探偵伯爵と僕」読了。
これは講談社のミステリーランドの本なので、子供も大人も読める本。
綾辻さんの「びっくり館の殺人」とか小野不由美さんの「くらのかみ」とかもこれ。
主人公がワープロで書いた夏休みの「日記」という形の話で、夏休みに探偵伯爵と知り合い、友達が行方不明になり、どうやら次に狙われているのは自分だ、と教えられる。そんな話。
けれど、最後にその日記を読んだ伯爵からの手紙によりその内容には現実にあった事件と変えられている部分があることが読者に知らされる。
(ネタバレほか)男の子が次々攫われて殺されるのと、女の子が次々攫われて殺されるのは裏に潜むものがえらい違いだよ。しかも被害者の一人の親が犯人とか余計嫌だよ。
……でも、逆にもしもこの真相である「被害者が女の子」で話が進んで、実は男の子でした、だったらもっと嫌だな。
(ここまで)
森さんの話久し振りに読みました。
他のも読みたいんですけどねえ……。

5月23日(木)〜29日(水)

日曜日はラパン・エ・アロでMHK LIVE観てきました。
音楽劇「お父さんと卵〜行住坐臥U〜」。
昼と夜というか、1部と2部の二回で、両方行ってきました。
ラパン・エ・アロって、「撃墜王ビリー」以来なのでかれこれ12年ぶり(!)。

開演前に駒田さんのアナウンスが二回ありました。
「上演時間は1時間20分から30分40分ぐらい」(この時点でみんな笑ってます)、休憩はありませんというのと、5分前にもう一度。
「演出上の都合により、演者がセリフを噛んだり、歌詞を間違えたり、プロンプが入ることがありますが全て演出ですのでご安心ください」
始まる前から面白すぎます。
実際、1部の時は宮川さんが台詞間違えまくって、間違えつつ「これは演出ですから」と呟いていて大受け。
さすがにプロンプは2回とも入りませんでした(でも袖で駒田さんが万が一に備えて待機していたらしいです)。
終わった後宮川さん「俺馬鹿な役で良かった」(笑)
2部の時の最初のアナウンスは、「上演時間は先程は1時間35分、今回は何分になるか、役者次第でございます」というような事を言ってました。
実際何分位だったのか、時計見てなかったので把握していませんが。

駒田さんは「レ・ミゼラブル」の合間を縫っての参加なので、出番は抑えて、でも歌もそして少し踊りもありました。
以前のMHK LIVEの時のものと同じと思しき横縞囚人服姿まで見られるとは。
駒田さんが少ない分宮川さんと畠中さんと幸村さんの台詞が大量で、大変だったみたいです。
音楽劇が終わった後、皆で舞台上で話をしていて、どんな話の流れだったか駒田さんが「髭剃ればいいのに」と言われて「演出上の都合で剃れないの」と答え、そこから「変な言葉だよね、『演出上の都合』って」「近頃流行りでございます」という話が(笑)
近頃流行りですね、全てを収めるこの言葉。
楽しかったです。次も楽しみ。

28日、藤倉善郎『「カルト宗教」取材したらこうだった』読了。
さくさく読めるし面白い。
「人を笑わせてくれる宗教団体は、それと反比例するかのように、常識と良識と羞恥心を失っている。だからこそ、その裏では常識では予想できない被害が生まれる。」というのはなるほどと思いました。
ていうか、あちこちの駅前に出没する「手相の勉強をしています」って寄ってくる人(見せたことないけど)、あれ統一教会だったんだ、知らなかった……!
「やや日刊カルト新聞」って知らなかったけど、今度覗いてみます。
ほぼ日も見たことないけどね(^^;)

駒田さんページの出演記録更新しました。

5月30日(木)〜31日(金)

宮部みゆきの怪談えほん「悪い本」が図書館の予約から半年以上経ってようやく私の許へ。
文章は「悪い本」が少女に語りかけるもの。
絵は、彼女の(?)部屋のぬいぐるみや人形たち。
本そのものはでてきません。「悪い本」が形を取ったものが人形たちという感じ。
本文見開き1ページ目は椅子に座ったくまのぬいぐるみ、2ページ目で棚に並んだぬいぐるみと人形たち。
この並んだ人形たちの真ん中が赤ちゃんの人形なのですが、表紙では同じ並びで赤ちゃんの人形の代わりにくまがいます。
なんだかすごく意味ありげ。
そして後ろの方、森の中で人形たちに追い詰められる少女。彼女に向かって赤ちゃんの人形が四つんばいで向かっている次のページでは、木々の間から現れる巨大なくまのぬいぐるみと、前ページの赤ちゃん人形と同じ態勢でくまを見上げる少女。このページにほかのぬいぐるみと人形はいますが赤ちゃん人形はいません。これも意味ありげ。
なんか作画の方はどちらも意識して描いた訳じゃないみたいなんですけれども(本人のTwitterから察するに)。
何がすごく怖いっていうわけでもないんだけど、なんとなくざわざわする絵本。
後ろから二番目の、その巨大くまのページで気付いたら両腕鳥肌立ってた。
あと目の焦点合ってない猿のぬいぐるみ怖い。

いつか あなたは わたしが ほしくなる
そのとき また あいましょう
わたしは まっていてあげる

悪魔の囁きみたいな本です。大人になって悪い本を求める少女の話が一本作れそうな(私じゃないですよ)気もしてきます。

私が怪談えほん五作の中で買うとしたら、この「悪い本」と「ちょうつがいきいきい」ですね。
でも一番わかりやすく子供も大人も怖いのは京極さんの「いるの いないの」かなあ、やっぱり。
子供が読んだらトラウマになりそうです。

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