2009.6.15 クロロック城ナイトイベント
初日まであと20日ということで、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」スペシャルナイトイベントがあり、応募したら当選したので張り切って行ってきました。
招待状(葉書)に席は到着順ではありませんと書いてあったので、葉書に書いてある番号順かなと思いつつ行ってみると葉書は入口で本人確認をした上で回収、中に入るとテーブルにずらりとチケット入りの封筒が並び、好きなのを選んで出てきたチケットで席が決まるシステムでした。
割と前の方の席になったのでラッキー。
ロビー天井にはあちこちでリー君が飛んでいました。
始まる前、客席には初演の後に発売された「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のCDらしきものが(持ってないので断言出来ませんがおそらく)流れ、ああそうそうこの歌この流れと記憶がよみがえって来ます。
これ駒田さんは歌ないしと買わなかったのですが、買っちゃおうかなあと思いつつ始まるのを待ちます。
そして客席に現れ教授を探すアルフレート役の泉見さんと浦井さんの二人(衣装着用)。
「あっ、アルフレートさん」
「そういうあなたもアルフレートさん」
みたいな感じで二人は教授を探して舞台上へ。
舞台上には教授登場を思わせる白い布を被った塊が5つ。
両端から二人が布を取っていくと教授の姿はなく、そこから現れたのはマグダ役のシルビアさん、シャガール役の安崎さんにレベッカ阿知波さん、サラ役の大塚さんと知念さんの二人、そして中央にクコール役の駒田さん。
舞台の背景には舌を出した伯爵様のアップ。
イベントの始まりの挨拶のみアルフレートの泉見さんと浦井さん二人で、その後の進行は駒田さんに委ねられました。
800人の枠に8000人の応募があったそうで(リー君のブログでは8400人って書いてありますね)、本当にラッキーだったんですねえ私。
それぞれの挨拶があり、面白かったのが安崎さんの「フランスで居酒屋をやっていたのですが職を失い、ルーマニアで居酒屋をやることになりまして、職があって良かったです」みたいな感じの言葉に駒田さんが「私もフランスで居酒屋をやっておりました」。
「レ・ミゼラブル」で阿知波さんと安崎さんが組んだ日がなかったそうなのですが、今回はずっとお二人が夫婦です。
阿知波さんが「二人の亭主にはさまれて……」みたいなことをおっしゃってましたね(席が駒田さんと安崎さんの間だった)。
そしてアルフレートとサラを中心にマグダ・シャガール・レベッカの加わる1幕の歌「初めてだから」があって、その後アルフレートとサラのデュエット「外は自由」。
「初めてだから」は、
シャガール「何してるのかな」
マグダ「裁縫」
のところが、
シャガール「何してるのかな」
マグダ「イベント」
になっていました。
その後お待ちかねで教授と伯爵様とヘルベルトとクコールが登場しました。伯爵はリー君を連れての登場です(リー君はすぐに退場)。
ここでは駒田さんが進行を演出の山田さんにお願いしていました。
初演での思い出とか永遠の命についての話がありました。
以下面白かったやりとり。
初演の思い出はと聞かれた吉野さんがすっかりヘルベルトモードで「お風呂が狭かった事」と言うと演出の山田さんが「広くしました」。
「こうやって入れる?」と少し身体を後ろに倒しつつ足を組んだ吉野さんに「入れます」と山田さん。
そこで山口さんが「代わりにパパのリビングが狭くなった」
吉野さん「そうなの?」
山田さん「半分になりました」
吉野さん「ごめんねパパ」
山口さん「お前のためだよ」
この親子やっぱり最高だと思いました(笑)
その前に山口さんが初演の思い出でやっぱりお風呂シーンをあげていた(入浴中のサラの所に伯爵が来るシーン。「それが(思い出の)全てです」だそう)ので駒田さんが「この親子お風呂の事しか考えてない」と突っ込み(?)を。
山口さん、浴室登場シーンで、お風呂の底からも光が出ていて上から覗いてもよく見えないようになっているのですがその光が「二週間に一度くらい」消えるそうで、動揺しつつやっていた(?)そうです。
駒田さんは休憩時間のクコール劇場の話で、あんなに東急ハンズに通うとは……という話をしていて、有楽町に東急ハンズが出来たのでそこに通うと言っていました。
「今回はチラシにまで書いてあるし」と苦笑。
そうなんですよね、チラシにも「外では、健気にクコールが雪かきをしている。休憩時間なのに…」と書かれています。
山田さんに「前にやっていたネタはやらない?」と聞かれ、「勘弁して」と(笑)でも新ネタももちろんやるそうです。
見られない回の方がずっと多い訳ですから、またリー君ブログで紹介してもらわないと。
市村さんに代わり今回初参加の石川さんも楽しく稽古に参加しているようです。
「この人(教授)がプレッシャーとか感じない人みたいで」と、それに同調して自分も楽しくやっているというような話をしていました。
駒田さんはクコールの歯もつけていたのですが(「自歯です」と言っていた)、山口さん、牙つけて歌っていたら牙が舌に刺さって血が出たしちゃんと歌えないので音響さんから駄目と言われたそうで、牙なしでした(背景の写真も、言われてみると血が出ている……)。
その後進行役が駒田さんに戻って、ヴァンパイアさんたちが登場。
新上さんはいませんでしたが、Wキャストの森山さんは来てました。
森山さんはたぶん「星の王子さま」で蛇やってるのを一度見たことがあるくらいです。墓場のソロとか新上さんと森山さんは踊り違うのかな、楽しみです。
そしてフィナーレの歌&振付指導。
振りは吉野さんがお手本でした(「ちゃんとやらないと噛むわよ」とのお言葉つき)。
観客への振付指導は初演の時はなかったので、初です。もっと盛り上げろということでしょうか。
客席見て吉野さん「面白ーい、招き猫みたい」と大受け(^^;)
フィナーレやって、全員で集合写真を撮って終了でした(まさかPDFであんなに大きい写真が公式に載せられるとは……)。写真は「『シャー』で」とのことで、皆「シャーッ」っていう手をしています。
初日は7月5日です。楽しみ。
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