2004.3/27・5/29 エリザベート
「エリザベート」を観に帝国劇場へ行って来ました。
「エリザベート」は初演を一度観ただけで、今回久し振りでした。
初演の時はトートが内野さんの時だったのですが、今年は内野さんのトートと山口さんのトートをそれぞれ1回ずつ。
フランツ・ヨーゼフは二回とも石川禅さんでした。
……なのですが、先に観た内野さんの回の時、A席なのにオペラグラス忘れて(ついでに言うと初演の時も忘れた)、しかも時が流れてしまったのであんまり細かい事覚えてません(--;;
そんな訳でうろ覚え観劇記です。短い予定。
端的に言って、初演の方が好きでした。
と、先に言ってしまうのもどうかとも思いますけど、そう感じたのは確かです。
舞台装置が大分変わりましたね。再演の時観てないのでどこがいつから変わったのかよく判らないのですが。
あと背景に時折現れる電飾みたいなやつもいまいちかなあ。あれでエリザベートが木から落ちた時は度肝を抜かれました(^^;)
子供時代のルドルフが母親を求めて歌う所にトートが現れるシーン、初演の時は巨大地球儀があったのですが、今回巨大な本の山でしたね。
あれは大人にもでかいと思いますが……。あのサイズの本で勉強するの?
あと初演の時、エリザベートが迷い込んだ冥界の鏡だらけのセット好きだったんだけどなあ。なくなっちゃいました。
一番悲しかったのはトートダンサーでした。
記憶にあるより随分元気な動きだった気がする。
もっとどろどろうぞうぞ踊って欲しかったよう(T-T)
結婚式ではエリザベートのベール持って走ってる(?)し……。
内野さんのトート、かつら変わってましたね。
色も髪形も随分自然な感じになってました。
でもその分人間臭くなったかな? まあ、見た目はこっちのがいいかも。
山口さんはどうなんだろう、そんなに初演パンフレットの写真と変わらない気がするのですが、同じなのかな。
いいなあと思ったのは、エリザベートが皇帝に浮気されて一瞬つい「死を選びます!」と言ってしまった後の山口さんのトートの化け物っぷりも露な口調です。
あそこの喋り方すごく好き。
あの時点で私ならトートについていきます(^^;)
というかあそこでエリザベートをトートに引き渡したい気持がひしひしと(笑)。
山口さん、何故か歌よりも台詞の言い方に「うわあ」と思う事の方が多いです。
でも「最後のダンス」の時の動きはちょっとおもしろ……(以下自粛)。
……やっぱり内野さんバージョンかなり記憶から抜けてます。
(別に不満は無かったけど。)
2回観てからまとめて書こうと思ったのがまずかったか……。
つらつらと考えるに、東宝版の「エリザベート」は私の求めるものと違うのかなあ。
私の見方が激しく間違っているような気もしなくもないけど……。
却って一度宝塚版とか観てみると好みだったりするんだろうか。
トート&トートダンサーにはおどろおどろとしていて欲しい。
だからと言ってルキーニのシーンが嫌いな訳でもないのだけれど。別問題だし。
初演レポで私が疑問に思った事は、とりあえず今回少し解決したような気はします。
また時間を置いて観てみたいです。期待を込めて。
で、次は心を無にして観ようと思います。
短いですがこれにて。
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