2003.8.3  レ・ミゼラブル

本日昼のプリンシパル・キャスト コゼット 河野由佳
ジャン・バルジャン 別所哲也 マリウス 山本耕史
ジャベール 岡幸二郎 テナルディエ 駒田一
エポニーヌ 新妻聖子 テナルディエの妻 森公美子
ファンティーヌ 井料瑠美 アンジョルラス 坂元健児

8月3日マチネの「レ・ミゼラブル」を観てきました。
8月に入ってパンフレットが舞台写真入りになったので、ついまた買ってしまいました。
結構沢山の量の舞台写真が入って500円UP。お値段据え置きだとなお嬉しかった(^^;)
まさか9月は変わりませんよね? お金が……。

これまで3回とも上手寄りでしたが、今回初めて下手寄りでした。
そして下手寄りの席になって良かった事。
銀の杯を盗んだバルジャンが捕まった時に群れてる見物人の中にやっと駒田さんを発見(遅過ぎ)。
だって、上手だと良く顔見えないんです……。

今回は初見の役者さんはいませんでしたが、でもやっぱりこまごまと変わってますね。
あれっと思ったのはまず司教様に迎え入れられたバルジャンが、最初椅子に座らないでパン食べていた事。
確か前は椅子に座っていたような……。
膝立ちでパンにかぶりついて、司教様と乾杯する時にようやく椅子に座っていました。

ジャベール岡さん、市長がジャン・バルジャンだと知り、彼を追って病院に来た時の「♪市長様追い続けたぞ」の「ぞー」の低音にバルジャンを追い詰める響きがこもっている感じがします。
ちょっと悲しかったのは確かジャベールの「STARS」の時かどこかでマイク(というかスピーカー?)がボンっと音立ててました。
音響さん……(涙)

テナルディエ駒田さん、わざと客のポケットから小銭の入った袋を抜き取って床に落とし、落ちてるよと教えて「ごまかしなんぞしないさ」と歌いつつ、後でまた同じ客からその袋を抜き取り、中のお金だけ取って袋を落として落ちてるよっと客に教えてます。
お金をくすねるのは得意ですね。
でも酒や料理の質は悪くても楽しいからか安いからか店は繁盛しているらしい。
バルジャンがテナルディエの所にコゼットを連れに来た時、テナルディエがまずコゼットを膝に座らせて抱いてバルジャンに色々言ってお金を出させる訳ですが、バルジャンがテーブルの上に紙幣を置いた途端、ぽとっとコゼットを椅子の上に落っことしてテーブルの方に行った所が笑いを誘ってました。前回気付かなかった(又は前はそこまでの動きではなかったか、不明ですが)のですが、本当にぽとっと言う感じで。
なんてあからさまなんだ、テナルディエ(^^;)
バルジャンとコゼットが去る時にコゼットが膝曲げてお辞儀したとき、ちょっと茫然としながらテナ夫妻も一緒に膝曲げるとこも面白いし、二人が居なくなるとお金を二人で取り合い。
「俺んだー! ヒャッホー!」
なんて微笑ましい(^^;;(←それは違うような)

十年後のパリでバルジャンに再開したテナルディエ、最初は金持ちから金を巻き上げるつもりで乞食の真似をしているのですが、その話しかけてる(歌い掛けてる)途中で相手の顔を見てバルジャンだと気付くのでだんだん声が変わっていきます。
この辺で思ってしまうのは、一度会っただけのテナルディエが一目でジャン・バルジャンを見分けるのに対して、もっとずっと前からバルジャンを追ってるジャベールがどうしてテナルディエに言われるまで気付かないんだー! って事ですね。
でも、コゼットが(あれだけひどい扱いされていたのに)何にも覚えてないのに対してエポニーヌは覚えているんですよね、コゼットの事。
テナルディエ一家の記憶力がいいんでしょうか。
それともエポニーヌ、実はコゼットより大分年上?
それにしてもジャベール、ちゃんとバルジャンを見分けられないなんてエポニーヌに「あのおまわりはいつでもドジ」と言われても仕方がないような(^^;)

結婚式ではテナ夫妻のメイク、太く描かれた下まつげがインパクト強かったです。
隠し持った銀の皿を落としてしまったテナルディエは、給仕に今回「盗人ぬすっとー!」と叫んでいました。

カーテンコールの時は二人は白塗りのメイクは落としています。ほっ。
駒田さんの投げた花束、随分遠くに飛んでいました(A席なのでもちろん私の所には来ませんが)。

なんだか今回テナルディエの事しか書いてませんが、もうそれなりの長さになってしまったので、続きは次回以降にしましょう。

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