2001.7.28 THE WINDS OF GOD −零のかなたへ−
2001 JAPAN TOUR in 三鷹
三鷹市芸術文化センターに「THE WINDS OF GOD」を観に行って来ました。
これは6月に新宿で同じものを観に行っていまして、今年のツアーはそれだけにしておこうかと思っていたのですが、今年のツアーでとうとうエル・カンパニーとして「WINDS」をやるのは最後にする、ということを聞いてこれはなんとしてでももう一度見ておかなくては! と頑張ってチケット確保したものです。
よかったー、観に行って。
星のホールというホールだったのですが、ちんまりとした空間。
東京芸術劇場の小ホールよりも狭いくらいの客席です(という比較で判るでしょうか)。
ですので7列目だったのですがそれでも全体としては後ろの方という(^^;)
漫才ネタでも「狭いんじゃ!」というアニキのお言葉。
この大きさじゃ「講義室」ってアニキ、大学の講義室もっと広いです……。
「初日間違えて大ホールに行ってしまった」とか言ってました。
時事ネタも一月経つと変わっているし、ほんとにどんどん変わっていくなあ、この芝居。
福元少尉の婚約者の千穂がキンタ(松本リスさん)に豆を渡すシーンは初めて見ました。
いつからこれ、加えられたのでしょうか。
零戦の故障で飛び立つ事も出来ず、敵艦に体当たりすることなく、爆死(?)した松嶋少尉(清水拓藏さん)。
こんな風に散っていった命が実際どれほどあったのかを思うと切なくなります。
いつか私、一度知覧(特攻隊の資料館がある)に行ってみたいんですけどね。
こんなに私やもっと若い人達が何も知らないのも、みーんな教育が悪いんだ!
もう一度アニキの台詞書いておこ。
「何で昭和史とばすんかなあ、文部省」
ラストで妊婦さんのお腹を触って「結構固いんですね」は去年私が見た時には無かったのですが、笑えます。
何をお腹に入れてるのかなあ(笑)
カーテンコール、生でこの舞台を見るのもきっとこれで最後だと思いながら見ていて、いつもよりも更に今井さんの言葉が心に沁みました。
「50年前には敵国だったN.Y.、ハワイにこういう作品を持って行って公演の出来る平和な時代に生まれてきた事に、産んでくれた両親に感謝したいです」
「No More War !」
エル・カンパニー主催での「WINDS」の公演は今年以降はもうないということですが、もしも、もしもどこかで機会があったならまた公演してください。
私はいつまでも待っています。
そしてこの作品を生み出した今井さんに心より感謝申し上げます。
「WINDS」よ永遠なれ。