2001.11.7 Funky J Bananas Live
南青山MANDALAへ川平慈英さんのライヴを観に行ってきました。
いつも一緒にボーカルを勤める本間さんが今回いらっしゃらなかったので、TROUBLE MONKEYSじゃないのですね。
ジェイさんはカセットコンロを手に登場、椅子の上に板を置き、その上にコンロを載せて火を点け、そこで歌いながらポップコーンを作り始めました。
(良くある、アルミのフライパン型のやつです)
だんだん膨らんでくると、わざとそれには穴が開けてあってぽんぽんとポップコーンが弾けて飛び出してくる。
それを紙コップに受けて客席に渡してくれました(その間も彼は歌って踊ってました)。
歌っていたのはビートルズの「Can't Buy Me Love」。
かなりアレンジされていたので最初判りませんでした。
「ジミーの冒険」と題したものは、おそらくはジェイさんの生い立ちを脚色した語りの合間に歌が挟まって、楽しい楽しい。
沖縄で生まれて8歳で1人(実際は兄弟と3人だった筈ですが)、母親の故郷であるシカゴへ。
飛行機から見える景色には「この国、家にプールがあるのかよ!」と驚き、空港で会った伯母とシカゴへ向かう。
学校は島の木造の校舎とは比べ物にならない立派なもので給食当番などというものはなく、カフェテリアで食事。
慣れてきたら余裕も出てきて、一人の女の子に恋をする。
彼の思いは通じるのですが、クリスマスイヴの翌日から彼女に会えなくなります。
最初は家族が旅行に行ってしまい、帰ってきたら具合が悪くて会わせてくれない。
そして、ある日学校で彼女の死を知らされます。
彼女が白血病で亡くなってこの話は終わります。
クリスマスプレゼントに自分の写真を入れたロケットを渡して「私を忘れないで」と言った彼女の、そして柩の中の彼女の手に彼のプレゼントが握られているのを見て日本の両親に会いたくなって島歌を歌う彼の、想いが切ないお話でした。
私は気付かなかったのですが、泣いていた方もいたようで……。
あれ? いや、でも途中経過は楽しかったんですよ、この話。ものすごく。
今この瞬間にもやっている筈(ちょうど埼玉でやっていたんですよねー)のサッカーが見られない悔しさの現れ(?)かユニフォームに着替えて出てきてまた歌とダンス。
狭いステージでタップを踏み、観客をまきこみつつのひとときでした。
結局私がタイトルまで判ったのは(他のは聴いたことはあったけど何の曲かは不明)「Can't Buy Me Love」ともうひとつビートルズの「Get Back」(これもかなりアレンジされてました)、オリジナルの「ALOHA~the rainbow」、これは TROUBLE MONKEYS のCDに入っている曲ですが、これもまたCDとは違うバージョン。
あ、この歌はアンコールで歌ってくれました。いい歌だ〜。
連れて行った友人二人も楽しんでくれたし、よしよし(^^)
ちなみに翌日その話をしたら、彼をキャスターだと思っていた子がいました。
うーん、やっぱり芝居観ない人にはそう思われてしまうのね(^^;)
彼の本職はミュージカル俳優ですよー!(と、ここで叫んでおこう……。)
いつ見ても楽しい人だ。満足(^^)