ペニーワイズ

From “STEPHEN KING'S IT”

ペニーワイズ

2017年の映画版ではなく、1990年のドラマ版「スティーヴン・キングのIT」に登場する
キラークラウン、ペニーワイズです。
ドラマ版は数年前に見ていて、映画版見た後にまた見返したら作りたくなって作りました。




三人組以来の顔まるまる塗り替え。
作業中にあちこち手や顔の塗りが剥げて何度も修正して大変でした。なのでちょっと汚い。
鼻は少し大きくするために二、三回木工用ボンドで盛り上げています。
眉も久し振りに描いて、左右対称に描く大変さを思い出しました。
これだけ元の形からはみ出して口を描いたのも初めてです。
というか……。目がきれいに描けない……!




元々ペニーワイズの髪の毛はいかにもな作り物なのでそれっぽいもさもさした生地を探しました。
そして入手したのは去年のクリスマス時期(その時から材料集めてました)。
100円ショップのサンタ帽子です。
でも頭に貼ったらボンドが表に通ってしまったようで、髪の毛もかなり固まってしまいました。
※髪の毛貼り直しました。下に追記あり

ベストはラメラメなマニキュア塗ったら良い感じに再現できた気がします。


 

BDジャケットの真似をしてみた(BDの画像はクリックするとAmazonに飛びます)。
でもこのジャケットのITの手は白手袋じゃなくて化物化してる時か……。



以下おまけ。


襟と袖の材料です。
袖の縞が丁度いい布がなくて、3mmのサテンリボン二色を並べて布もどきにしました。
リボンをカットしてマスキングテープに並べて貼り、ボンドで半紙に貼ってテープを剥がしたところ。
左上の山型の紙は袖のおおまかな型紙です。
これに合わせて切ってから、実際にキューピーに合わせながら調整しつつカットします。
上のフリルのついたリボンは襟になります。

襟作成中です。
襟がキューピーには大きくて、付けたらベストがあまり見えなくなってしまいました。このピエロの襟の名前を調べたら、そのまんま「ピエロ・カラー」だそうです。
ちなみにエリザベス一世のあれは「ラフ・カラー」というらしい(でも犬猫のあれはエリザベスカラー)。
服のオレンジ色のポンポンは、小さく切ったフェルトをふわふわさせるために指先で丸めています。
ちなみに、エルドラド羊に使ったフェルトの残り。
本当は3つなんですが、襟で隠れるので2つ。
これも脚を伸ばしたのですが、凹凸が出てしまってますね。

髪の毛もつけて最後に鼻と口を描いてからつや出しにメディウム塗りました。

「IT」に登場するペニーワイズのモデルは実在の連続殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーで、ピエロの格好をした自分の絵を刑務所で多数描いています。
そのうちの一部がこちらで見られます。

<追記>
どうしても髪の毛が気になって、貼り直しました。
豆本作る時に布の裏打ちするみたいに、これも裏打ちすればそれほど表にボンド出てこないんじゃない? と気がついたので、駄目元で挑戦。
一度目は裏打ちする過程でも表にボンドが通ってしまって二回目でなんとか成功。
普通の布と違ってやりづらいですね、ボンド少ないとくっつかないし……。
画像左がキューピーから剥いだもので、右が裏打ちしたものです。

表側を見るとこう。
左はごわごわ、右はふわふわ。


髪の毛貼り直したものがこちらです。
一枚目画像と見比べてみてください。


髪の毛が固まっていないので、撫でつけてモンチッチ頭にもなります。
……それにしても何度も顔塗って修正したから汚いな。布の繊維とかもくっついて……。
これはこれで打ち捨てられた不吉な人形的なホラーっぽさが出ていいかもしれないけど。


後ろ姿もこの通り(写真だとよくわかりませんね)。




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