以前からキーボードを別の色に塗り替えてみたかったのです。
一旦はおさまっていたその衝動が数年経って再びやってきて、2008年、とうとう実行してしまいました。
左の写真は塗装前のものです。
富士通のPCについていた109キーボード。
塗装のために解体したりするので使用中のキーボードを塗るのは無理だし、使っているものとは別のキーボードです(ほぼ同じものをオークションで探してきました)。
まずはキーを全てはずします。
やってみると結構簡単にとれるものなんですね。
何もかも初めてで手探り状態。
ばらけるので手近な袋に入れておきます。
この時点では何色に塗るかまだ決めていません。
以前は黒(キー)と白(地色)とかその逆とか考えていたのですが、それの熱がおさまって再度の今回はパール系の水色とかパール系の薄い緑とかないかなーと漠然と考えていました。
そして次はキーボード本体から裏のネジを取って上面を外します。
写真下が本体上側(カバー?)。下側は見えないし塗らないので放置。でもキーの下のクッションみたいな丸いもの(正式名称知りません)は固定しておらず置いてあるだけなので、無くさないようにとりあえずまとめてよけます。
(追記:今更ながら調べました。丸いのはラバードームというのですね。
で、このキーボードはメンブレン式というのか。一つ利口になった。)
上部の真ん中あたりにあるボタンは富士通の該当機種でのみ使えるアプリケーションボタンなので使用できません、現在PC本体は富士通のじゃないので(キーボードとモニターだけ富士通のを残してます)。何故か数字キーと同じ割り当てになっていて押すと数字が出てきます。
※これを押すとメーラーが立ち上がったりしたのですが富士通のPC使っていた当時も使った事が無い。
写真ではついたままですがこれも外します。
本体上側とキーをざっと洗ってから、キーをどうするかしばし考える。
で、キーの裏に綿棒をさしてみました。
このキーボードのキーは裏が丸い筒状になってまして、綿棒の先が多少の変形を許すので、特に振り回さない限り塗るだけならこれで固定できるのです。
そして綿棒の片側を切り落とすとこれがダンボールの側面に挿す事ができてちょうどいいことも発見。
やだ、私ったら頭いい(おい)。
洗ったりこまごまやりながら途中で心配になってキーの数を数えてみたりもしました。
109個ちゃんとある、OK、とか。
ここで一旦作業を中断して放置。
実は塗装したのは三か月後です。
その間部屋に上の状態のキーを置いていて家族に不審がられました。
塗装に使ったのは左の二本。
・アサヒペンのプラスチックプライマー(下塗り)透明
・ハンズセレクト(アサヒペン)のスプレー、色はクラシックブルー(ツヤ消し)
両方で1,400円くらい。
塗料については詳しくないのでどれを買えばいいのか店頭で悩みながらも超適当。
色もその場で決めました。
やっぱりパール系とかないですね。
いえシルバーとか、メタリックなものはありましたけど。
見本を見てクラシックブルーがなかなか良い色だと思いまして決定です。
以下、塗装作業の写真省略。これが一番時間掛かるんですが。
風の日にベランダで作業するという馬鹿な事をしました……。
塗装して乾燥後、ラバードームもキーの下にくるようにきちんと並べて本体上側をネジ留めした写真が左。
キーをはめる部分はマスキングテープ(広い部分は紙とマスキングテープ)でマスキングしたのでグレーのままです。
キーも同じ色で塗装済。
一緒に塗装されてしまった綿棒を抜いて、地道にキーをはめ込んでいきます。
写真を見るとダンボールにさしたままスプレーしたのがばればれです。
キーの文字は塗装前はどうしようか考えていたのですが、そのままでもなんとなく元のが見えるし、下手になぞり書きして汚くなるのも何なので別色で書いたりせずにそのままです。
ぱっと見、一色っていうのも格好いいかなあなどと思いつつ。
という訳で塗装前(というか塗装したものに変更前)。
※これを塗装したのではありません。今まで使用していたキーボードです。
同じに見えますが上の方のボタンの色などが微妙に違います。
上はメイドインジャパンですが下はメイドインマレーシア。
PCの販売時期で違うんですかね。
↓
そして塗装後。
この写真が一番実際の色に近いです(私のモニターでは)。
キーボード解体したの初めてですが、元通り組み立てても壊れずにちゃんと使えて良かった良かった。ひと安心です。
手元が暗かったりするとキーの文字見えないからあまり使わないキー(PrintScreenとか)使う時悩むかなと思いつつ、まあ普通の入力だけならこれでいいだろう。
……と、思っていたのですが、キーボードカバー掛けたら全く何も見えねーや(爆)
ええっとこれって……ぷろ仕様?(違う)
耐えられなくなったら白か何かで文字書こうかな……。
これまで使っていたものと交換して設置した全体図を見るとこんな感じです。
キーボードだけ思いっきり浮いていますね。
いいんです、キーボードを塗ってみたかっただけですから。
それに一つしかないモニターまで塗装する根性ありません。
これで満足。
でもキーボードカバー掛けたら白っぽくなるのでもう少しなじみます(笑)
関係ないけどこの時のデスクトップの壁紙はジョニー・デップ主演「リバティーン」の公式から貰ってきたものです。
以上、キーボードを塗装してみるの巻でした。
後日の追記。
塗装後1年ほど経っても特に剥げはしなかったのですが、よく使うキーの表面が円形につるっとしてきたので、これはカバーのせいもあるのかなとカバーの水洗いしたついでに二、三日キーボードカバーをつけずに使ったら、剥げてきた……(-_-;)
慌ててカバーつけました。
キーボードカバーつけずに使用する人は他の塗料を使った方が良さそうです。
それから更に時が経って。
キーボードを塗装してから4年経ちました。
現在のキーボードはこんな感じです。
ちょっと剥げたり痕がついたりしていますが、そのまま使っています(あくまでもキーボードカバーつけて使用しての状態なので、つけない場合もっと劣化していると思います)。
パソコンは変わりましたが、購入したマウスコンピューターについてきたキーボードは配置が詰まってて使いにくそうだし薄くて華奢ですぐ壊れそうだしで、こちらを引き続き使用。
今のPCは(もちろんモニタも)黒なので、前ほどの違和感もないですし。
カバーつけていれば少しくらいの劣化はそれほど気にならないというのもあります。
一部アルファベットのシールは貼りました。
とても半端ですが、このあたりが見えると打つのが楽です(笑)
※上の方の写真と少し色が違いますが、実際の色は変わっていませんよ。