2006.3/25&4/8〜23  レ・ミゼラブル

何度も観に行った場合、日付表示が見づらいなあといつも自分でも思う。
ちょっとまとめてみたのですがいかがでしょう。
さて、2006年の「レ・ミゼラブル」、名古屋の中日劇場の1回を含め6回観てきました。
日生劇場、妙に客席が寒い日が多かったです。さむさむ。

昨年以来一年ぶりに観る「レ・ミゼラブル」。
久々のテナルディエがかっこよかった!(テナルディエにかっこいいという感想はまずいような気もしますが。)
今期、プリンシパルではマダムとファンティーヌが初めて見るキャストでした。田中利花さん(マダム)とシルビア・グラブさん(ファンティーヌ)です。
どちらも良かったです。

とりあえずプリンシパル中心にざっと箇条書きにしてみますね。
もう粗筋は書く気力ないので、その辺はどこか他の所でよろしくお願いします。
ジャン・バルジャンは山口さんが2回、石井さん2回、別所さんと今井さんが1回ずつでした。
宿屋のシーンの後にバルジャンがリトルコゼットをぐるぐるするところ、以前から山口さんは回数多いなーと漠然と思っていたのですが、なんとなく今回数えてみたら他の3人は4〜6回位なのに対して、山口さんのバルジャンは10回は回ってました。すごいなー、目が回りそう。
ちなみに私はバルジャンはこだわりなくそれぞれ全員好きです(過去の二人含め)。

ジャベールは岡さんが4回、今さんと鈴木綜馬さんが1回ずつ。
石井さんと岡さんの病院の対決が良かったです。
病院で、バルジャンの壊した椅子が少し手前にきてしまったらしく、邪魔だと言わんばかりに蹴り飛ばしていたのは今さんだったかな。記憶が薄れてきました……(-_-;)
十年後のパリでの駒田さんはバルジャンの事に頭が行ってしまいテナルディエ一味の事などほとんど眼中にないジャベールを、もう捕らえられた体勢に戻る事もしないで立ったまま不敵な笑みで見ています。この顔大好き。
これはジャベールが岡さんの時だけだったかな。今さんと鈴木綜馬さんの時はなかった気がします。

初見だったシルビアさんのファンティーヌも良かったです。
かつら屋に髪を売ったあとの髪形が、これまでのファンティーヌはもう少し整ったきれいなショートだったのですが、ざくざく切ったざんばら髪という感じでした。
でもラストでバルジャンをお迎えに来る時は整ってました。
シルビアさんだけかなと思ったのですが、今回は1回だけだったマルシアさんもそんな感じに見えたので、全員そうなったのかな? 自信ないですが。
ファンティーヌは今回偏りまくって、シルビアさんがこれまで見てなかったのを取り返すかのように6回中5回で、残り1回がマルシアさんだったのです。
バマタボアとの事があった後のバルジャンとのやりとりの様子がなんとなく新鮮でした、シルビアさん。
マルシアさんは1回しか見られませんでしたがうるっときましたよ。
どちらも良かった。
そう言えば工場のシーンで、私これまで大きな勘違いをしていました。
「♪笑ってた あんたの事を 首にしなよ」というこれ、全部工場長に向けられていたんですね。
「笑ってた あんたの事を」はファンティーヌに「(自分は)笑ってた、あんた(ファンティーヌ)の事を」と言っていて、「(ファンティーヌを)首にしなよ」だけを工場長に言っているんだとこれまでずっと思っていました。
そうか、「(ファンティーヌが陰で)笑ってた あんた(工場長)の事を 首にしなよ」という意味だったのか! 気付くの遅すぎ、今まで何度観たのよ私。
あと工場と言えば駒田さん。
今回給金貰えない時が結構ありました。あれあれ、今お金貰えなかったんじゃ? と思ったら本当に貰えてなかったり。逆に2枚貰ってた時もあったけど。
今回はお金渡してくれるキャストさんによってお金くれたりくれなかったりしていたみたいです。

そしてアンジョルラス&マリウスの話。
6回中4回がアンジョルラスが東山さんでマリウスが藤岡さんという固定したかのような組み合わせでした。
東山さんのアンジョルラスは、なんというかクールで綺麗な感じのアンジョルラス。去年から参加ですがなかなか良い感じです。
そしてこの二人の組み合わせ、エポニーヌご臨終後の二人のリアクションが毎回微妙に違いました。凝ってるなあ。
アンジョルラスは残り2回が坂元さんで、岸さんは結局一度も見る機会がありませんでした。駒田さんが出演の時に岸さんが出る回ものすごく少なくてですね……。残念。

2回の坂元さんのアンジョルラスに対してマリウスが岡田さんと泉見さんそれぞれ1回ずつ。
岡田さんのマリウスの日、一回もチケット取ってないのに気付いて後から1回増やしました。一番好きなマリウスをせめて1回は見ておきたいと思って。
一回しか見られない貴重なマリウスなので、テナルディエがいないシーンではじっくり目で追ってしまいました。
見ていて、ああ、やっぱりこれでこそマリウスだなあとほのぼのと幸せを感じました。
坂元さんは去年(途中からだけど)後ろ髪がついてたのに、また無くなって短髪のアンジョルラスに戻っていて、そしてその代わり(と言っては何ですが)に岡田さんのマリウスが、後ろ髪ついてました。
私が過去見た中では彼のマリウスに後ろ髪ついてたの初めてですよ。
しかも微妙〜に巻きが入っていて新鮮でした。
岡田マリウス、エポニーヌご臨終のあとはショックのあまりその場に崩れ落ちそうになり、地面に崩れる前にアンジョルラスに支えられ、木箱に座らせられてました。
その後の「Drink with me」で、グランテールの歌う「♪世界は忘れないか? 死など無駄じゃないのか? 偽りじゃないか?」にぼろぼろ泣いてるマリウス、まるでグランテールがいじめっこの様でした(^^;)
そう言えばグランテールは6回とも伊藤さんでした。好きだから構わないけどなんだろう、この偏りは……。阿部さん一度も無かったのは残念。
「Drink with me」の後、無理な体勢に見えなくもない、かなり寝づらそうな踞った格好で寝るマリウスの姿がなんだかかわいかったです。

泉見さんのマリウスも一度しか見られませんでしたが、泉見さんのマリウスも好きです。
エピローグでバルジャンにお迎えが来てコゼットと二人寄り添っていると後方から民衆の歌が聴こえてくる。この(死者達の)歌が確かに彼に聴こえてはっとして、それから晴れ晴れとした表情で一緒に歌い出す様子がとても印象的でした。
これやるのは泉見さんだけだと思います。

さてさて駒田さんです。
どこがどうと書くまでもなく、文句無しにパーフェクトなテナルディエです。
宿屋でバルジャンとコゼットが去った後、バルジャンの払ったお金を去年まではテナルディエが取って退場し、それをマダムが追いかけていたのですが今回はマダムがお金を取って退場し、それをテナルディエが追って退場していました。演出が変わったそうです。
その前のバルジャンとのやりとりも合わせて、微妙にマダムの方がお金に執着している感じが出た……かも?
そう言えば宿屋のシーンではこの夫婦、客にマダムの胸触らせて「胸揉み代」取っていました(^^;)
その辺の動きも各マダムで微妙に違っていて楽しいです。
田中さんのマダムも良いですね。「似合いそう〜!」と見る前に想像していたよりはすごい迫力出していませんでしたが。

下水道も微妙に動きが変わっていましたね。
歌いながらジョリの足とバルジャンの上着の裾を持ち上げて離すのが無くなりました。
相変わらずここの駒田さんの歌は凄いです。
結婚式のメイクは以前程毎回遊んではいないみたいですね(印象ですが)。
テナルディエがマリウスに殴られ、給仕に「大丈夫」と手を振りざま銀のお盆を取り落として「あ。」、マダムが銀のスプーンやフォークを床にぶちまけて「あ。」、天井を見上げて「あ。」という三つの「あ」で周囲をごまかす二人……。
そして踊り出しますが「オカマか、まあ仕方ねえ」でテナルディエにオカマと言われた男性は一緒に踊ってたパートナーにその後ビンタ食らってるんですね。
「オカマだなんて騙されたわー!」という事か。去年までどうだったのでしょう、全然覚えてないというか見てなかったかも(テナルディエだけ見てた)……。
マダムの投げた花束受け取った給仕、東山さんが花持って踊りまくっているのが大変面白かったです(^^)
坂元さんはお花受け取ってマダムに惚れる設定はなくなったみたいですね(たしか去年既になくなってたような……?)。

あ、ガブローシュは大久保くんと桝井くん確か観たのは半々くらいでした。
どちらも良いのですが、桝井賢斗くんのガブローシュのきかん気な少年っぽいところがとても可愛かったです。
平日夜は一度も見ていないので局田さんはなし。結局レミコンでしか観た事がありません……。

うーん、まとまりつきませんが私の今年レ・ミゼラブルはこんな感じでした。
それにしても、終わってからこのレポート書くまでに少し時間が開いてしまったので、細かく思い出すために2003年のCD聴いてみたのですが、結構違いますね、やっぱり。
しかも私が持っているのは4種類中駒田さんがでている2種で、つまりその2種に出ているジャベールは今回出演されていない訳で……。
今回聴いたのは今井さんバージョンで、マダムも峰さんなので今回出演されてないですね。
今いるキャストでもやっぱり違うし(駒田さんも)。
でも流れを追うには充分ですが。
坂本さんのエポニーヌもCDより今の方が大分良い感じですし、なんだか今のCDが欲しいなあ、なんて思ってしまいました。
ではこれにて〜。




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