2000.9.8 魔星座の宴 リラの円舞曲
代官山でディナーショーを見て来ました。
Symposionというレストランだったのですが、ブライダルにも使える素敵なところです。
６月の「Ｌｅコンビ Ｌａコンビ」のメンバー、駒田さんと千珠晄さんが出演、北邑類さんが演出、吉田さとるさんが演奏ということでとても楽しみにしていきました。
受付でテーブルナンバーのカードを貰って、席に着く。
大体四人座れる円卓です。
二人で行ったので、テーブルは別の二人連れの方と一緒でした。
飲み物はお店の人が色々持って来てくれるので好きなものを飲めます。
食事はビュッフェ形式。
美味しい美味しい、幸せ幸せ、と食べていて、デザートが出てくるとデザートは別腹とばかりに取りに行き、果物にケーキに焼プリン。
他にも色々なデザートがあって、ほとんどの種類を制覇したような……(^^;)
美味しくて、同じテーブルになった方も駒田はじめさんのファンで話も弾み、会場も綺麗で雰囲気良くて幸せでした。
７時からディナー、そして８時からショーだったので、８時前になると会場でセッティングが始まりました。
一段高いステージがある訳ではなくて、会場の中央の開いている空間にライトを置いてステージを作っているのです。
やがて音楽が始まると、カーテンの向こうから駒田さんが現れて踊り出す。
うわあ、二か月以上ぶりの生の駒田さんだ……。感涙（マジ）。
そして千珠さんが出て来て一緒に踊り出しました。
黒のパンツにウエストを絞った白いシャツ、黒のベストを着ているように見える、前身頃だけシャツとベストが一体化してる二人お揃いのやつです。
白いスカーフが首に（ひょっとしてこれもシャツとくっついていたのかも）あって、この衣装好きでした。
その次は「赤い靴」。
ただの「赤い靴」じゃありません。
寺山修二さんの「悪魔の童謡」の中の「赤い靴」を音楽にのせたもので、なかなかセクシーなものです。
この歌は「Ｌｅコンビ Ｌａコンビ」の時は宮内良さんと駒田さんが交互に歌っていたのですが、今回は駒田さんがお一人で歌っていました。
赤い靴をはいていた女の子を見送る少年を、まじめな顔で歌ったかと思うと、くるりと変わって娼婦を歌う駒田さんが良かったです。
そして駒田さんがひっこむと千珠さんの「赤い靴の女」、これはダンスです。
赤い靴をはいて赤いブラと黒のミニスリップという姿で、黒い大きな薄布をふわりふわりと操って艶かしく踊ってました。
そして千珠さんと入れ代わりに駒田さんが「リラのワルツ」を歌ってくれました。
千珠さんのダンスが一曲、そしてもう一曲タンゴがあって、途中から駒田さんが加わって二人で踊り、曲が終わって二人でご挨拶。
「魔星座の宴」というのは何なのかというと、駒田さんのマジシャンの「魔」、千珠さんの元星組の「星」、竹邑座の「座」ということなんだそうです。
そして千珠さんが準備のために去っていくと、駒田さんが、「なんで早く行って欲しかったかというと、顔の大きさが目立つんですよね。（両手で輪を作って示して）（千珠さん）こんなじゃないですか。ちっちゃいですよね。身長同じくらいなのに足の長さなんてこんなにあるし」なんていう話をしていると、客席で「ほんとよね」という声があったらしく（私のいたところの反対側だったので聞こえませんでしたが）、
「『ほんとよね』……『ほんとよね』。今日はこの辺中心に攻めさせていただきます」なんて話をしたりしていたのですが、それからビートルズ・メドレー歌ってくれました。
メドレーの内容は「Can't Buy Me Love」、「Eight Days A Week」、「I Want To Hold Your Hand」、「Let It Be」、「In My Life」、「Come Together」です。
そしてそれから駒田さんが「Hey Jude」を歌い出しかけたら、「ちょっと待って」といきなりキーボードの吉田さんが待ったをかけました。
まだ準備が出来ていなかったらしくパソコンのマウスをクリック。
（吉田さんはステージにＭａｃを持ち込んで、それを操作しながら演奏するのです。Ｍａｃがないと音が出ないそうです）
駒田さん「今すっごくかっこよかったのに。ほっとしたところで『Ｈｅｙ Ｊｕｄｅ……』って」
吉田さん「悪かったよ」
気を取り直して「Hey Jude」。
駒田さんの歌うビートルズ好きなので幸せでした。
それから千珠さんのダンス「Life Is Just A Bowl Of Cherries」。
そのあとが面白かったんです。
「うたかたの恋＜宝塚をあなたに＞」
レオタード姿の上からジャケットを着た千珠さんは男役に早変わり、まるで学芸会のような衣装のドレスを着て、金髪縦ロールのかつらを被った駒田さんが女役。
声は多分実際の宝塚の音声なんでしょう、二人は口パクで、ほとんどギャグ(^^;)
千珠さんが駒田さんを中央の柱に激突させるわ、駒田さんのかつらが落ちるわ(^^;)
千珠さんが駒田さんを抱き上げようとして持ち上がらない……で、駒田さんが千珠さんを抱き上げて退場して行きました。
その次は吉田さんのコーナーで、吉田さんの音楽もじっくり聴かせてもらって楽しみました。
そしてフィナーレ。
駒田さんの歌う「ローズ」、そしてお二人での「I Will Follow Him」。
今まで「ローズ」は日本語の歌しか聞いた事無かったので、後ろ半分英語で歌ったバージョンは初めて聴きました。
カーテンコールは「キャンディーマン」。
お二人が客席を回って握手してくれました。
ほとんど一曲ごとに衣装が変わり（千珠さんはともかく、駒田さんは上着を替えるだけなのが多かったのでそんなに衣装替え大変ではなかったようですが）、なんだかとっても贅沢気分。
ショーも良かったし、食事も美味しかったし、金額の高さもなんのその、幸せに浸れた１日でした。