2000.12.31  駒田はじめ 20th Anniversary
         2000フェアウェルコンサート

駒田さんのライヴに行って来ました!
残念ながらカウントダウンではなかったのですが、そんなことどうでも良くなるくらい素敵な夜でした。
2000年は駒田さんがミュージカル始めてから20周年で、その記念でもあったのです。
キャットフード」の舞台である、ジミーの部屋の壁だけをそのままに、家具類は全部片付けてバンドのセットが並んでいました。
客席センターの前3列を潰して舞台を前に広げて、一日ですっかり様変わりした舞台。
私は通路脇のD列で、私の前にも席はあったけれど通路挟んだ隣はこの列が最前列だったのでほとんど最前列気分。斜め前を見れば障害物なしで舞台です。

そして「HOLD ON ME」が流れ出し、客席に向けたライトの強烈な目潰しをくらって(というか、もろにライトの当たる位置に私がいた)いる間に駒田さんが登場して歌い出しました。
キューピーさん柄のブルーのパジャマに、白い、ボンボンのついた帽子被ってスニーカーの形をした室内用のふかふかのスリッパ(?)履いてとってもラブリー。
白と銀の紙テープの雪が降る中で歌う駒田さんはとても素敵でした。
「HOLD ON ME」聴きながら、ほんとにそれこそ「あなたの代わりは誰にも出来ない」よ駒田さんと思いつつ、最初の一曲で既にチケット代分以上の幸せをいただきました。
続けて「少年のひとみで」。これは駒田さんのCDの中の曲です。
生の「少年のひとみで」久しぶり〜(^^*)
ライヴ自体も久しぶりでしたけど。
トークを挟んで「海風に包まれて」(これもCDの曲)、「TIME GOES BY」。
ここまでは作曲が大内義昭さんの曲ですね。

客席に「キャットフード」で共演している鶴見辰吾さんがいらしていて、駒田さんに「おいで」っと舞台に呼ばれて来た彼は「何もかもやりすぎだよ、ヴィト。何もかも全部だよ」家の中めちゃくちゃにしてどうするんだこれと、すっかりジミーと化してました(^^) いやー、笑った。
駒田さんも笑って、「確かにジミーの家めちゃくちゃにしちゃって、しかもピジャーマってやつを着てるぜ」。
(家具なくなって楽器が運び込まれている上に、ステージの上は降って来たテープの切れ端だらけですしね。めちゃくちゃといえばめちゃくちゃ。)
これは「キャットフード」観た人でないと判らないネタですね。
「キャットフード」の中で駒田さん演じるヴィトがジミーに「ピジャーマってやつは着ねえのかい」とか言ってるシーンがあるのです。
やっとヴィトもジミーのお部屋に住み着いてパジャマも着ているようです(^^)
「何もかもやりすぎだよ、ヴィト。何もかも全部だよ」というジミーの台詞も実際あるのです。

それから「愛と呼ばないで」「リラのワルツ」。
「リラのワルツ」は初めて聴いた時から大好きな曲なのです。
そして「ビートルズメドレー」。
もうほんと、大好きな曲ばかりで嬉しくて。

今回はゲストの方がいらっしゃいまして、宮川浩さんがここから参加しました。
駒田さんと二人で「21のキャンドルライト」と「SECOND GATE」。
お二人の掛け合いもなんだか素っぽくて楽しかったです。
「最後のフリーダム」で締めくくり、カーテンコールは久々キャンディマンの衣装で「キャンディマン」。キャンディは投げてませんでしたけど。
風船が上から降って来たり、紙テープの雪が降って来たり。
はー…素敵……。
「GOOD BY FRIENDS」でまた行ってしまったんですが、続けての拍手にまたパジャマに戻って(本当はパジャマ、カーテンコール用に用意したらしいのですね、でも最初からパジャマの方が面白いんじゃないかってことでパジャマになったらしい)出て来て(しかも、ミュージシャンの方々もパジャマに着替えてました)、2年前にやった「十二夜」で駒田さんが歌っていた「おいらが子供であったとき」をカーテンコールで歌いたかったとおっしゃって、歌ってくださいました。
駒田さんにとってとても大事な歌みたいです。
私もこれを聴くと「十二夜」のラストを飾った、銀色の雨の中で歌うフェステを思い出します。
途中で駒田さん涙で歌えなくなってしまって(本人書かれたくないかな…? でもまず本人はこのサイトにはこないだろうから……(^^;)、こっちまで泣けてくるってばー(;;)
銀色の雨がたくさん舞台に降って、駒田さんがパジャマの袖で涙を拭う姿があって、客席みんな「がんばってー!」って気分でした。
曲が終わったあと「ごめんね」って駒田さんおっしゃってましたが、そんな、文句言う人なんてもちろん誰もいませんよ。
駒田さんが大好きだから大晦日家族の顰蹙買いつつ来ている人ばかり(多分)ですし(^^)
パジャマの背中が汗で色変わってました。風邪ひかないでください……。
「キャットフード」の舞台の合間をぬってのライヴということもあってか、喉の調子があまり良くなかったそうなのですが(確かに時々歌いづらそうでした)、たくさん歌も聴けたし、お話も聞けたし。
大晦日っていうこともあって、今回道連れが見つからなかったのですが、そんなこと気にならなかったですね。
過去最高の大晦日を過ごさせていただきました(*^^*)
「今年はあんまりいい年じゃなかった」という駒田さんの、2001年でのさらなる活躍を祈るばかりです。

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