ラルク(長髪ver.)

From “EMPTY DREAM”

長髪ラルク

こちらは長髪バージョンのラルクです。
彼は過去髪が長かったので、要するに過去バージョンです。
以前バックアップ用のHDDが壊れてデータが吹っ飛んだ時に
風樹さんに大変お世話になりまして、そのお礼として作成。
……なのですが、ものすごく時間がかかりました。
一番大きいのは私に時間がなかったからなのですが、それと同じくらい大きな原因が、この髪です。
そう……私がコスプレキューピー作り出して初の、ザ・植毛!




一体目のラルクを作った時はまだ髪の毛に糸を使い始めて二回目で、
ちょっと悔いが残ったので今度はもっと綺麗な髪形を作りたかった。
そんなわけでついうっかり、やったこともないのに植毛を選択してしまいました。
さすがに本格的にドール用の髪を使うつもりはなかったので、刺繍糸を購入。
現物を良く見ないとわからないのですが、糸は少し薄い色を時々差して二色使ってます。
植毛についてはネットを徘徊しての独学なので微妙ですが、
頑張って分け目も作ってみたものの、最終的にはあまり目立たなくなってたり。
前髪は薄めたボンドで軽く分け目作りました。
……まあ、初めてで手際が悪いのも手伝って何度もこの植毛に挫折しかけまして。
ドールとか趣味の人には苦にならないのでしょうが、ちょっと私には向かないみたいです(^^;)





後ろ姿と大きめ正面図。
今回は瞳と眉に金色を掛けただけでなく、キューピーの白目が水色なのでそこも白に塗って、
ついでに瞳にハイライト入れてみました。

ブローチは手持ちのスワロフスキーラインストーンですが、
思った色がなくて絵の具で着色した上にマニキュアでツヤ出ししています。
凄く邪道ですが、おかげで角が取れて良い感じになりました(笑)
工作する上ではなんでもありだと思ってますとも。


今回このラルクを風樹様にお贈りしたら、お礼イラストいただきました(嬉)
お礼イラスト展示はこちらから

藍澤風樹さんのサイトはこちらです。
銀の盾


以下おまけ。

植毛が終わったところの図(髪を支えに自立)。
長めにしておいたのでこの時は身長より髪長いです。
最初は頭全体に植毛する予定でしたが、やってるうちに、これって、一本にまとめるには髪多すぎ太すぎなんじゃない? と気付いて予定変更。
頭部周りぐるっと一周と前髪、そして分け目の部分だけにして、あとは髪の間から地肌が見えても目立たないように地肌に色を塗った上に糸を貼ってます。
それでもまだ髪多くて、内側で切ったり抜いたりしてなんとか見られるようになりました。
髪を留めるものもかなり悩んで、いくら探しても丁度いいもの売ってないからまとめた上からシルバーサテンのリボン巻くかとか、でも金属感が欲しいからワイヤーぐるぐる巻きにするかとか考えていましたが、今年に入って皮紐なんかを留めるのに使うヒモカンを発見して無事解決しました。
さすがに細かい細工をする余地はなくて、ゴールドのペイントマーカーで少しだけ色を付けてみた程度です。

上着が長いので見映えのためにも少し身長上げたくて今回も足を切って中にストローを仕込み、何ミリか足を伸ばしてます。
あとは靴を塗って袖口のフリルだけついている状態。
小さくて加工難しくても、やっぱり袖口にフリルは絶対欲しいよね、ということで、リボンを切って貼っています。

袖口に使ったリボンはこちら(上)。
これを横半分に切ったものです。
襟にも使用しました。
最初にそれ用に買ったのは下のリボンです。
キューピー5cmなのに何考えているんだ>自分
これ腕に貼ったら大変なことになったよね。
でも見たらわかる通り別のところで活用しましたから結果オーライ。

お次の画像は着付け途中です(髪形整えるのは最後)。
ベスト着せて上着の袖を付けたところまで。
最終的に上着は脱げないように付けてしまったのでほとんどベストは見えないのですが、丁度いい布を探すのに意外と苦労しました。
上着の布はグレーの濃さを変えて3色用意して中間の濃さのものを使用。
ベスト用の布も何色か用意したのですが、どうもいまいちで……。
作り始めてから完成までの(長い)間に手芸店4軒位見たのですがどうしても使いたい色と完全には一致せず、最終手段で上着と同じ布にオーガンジーの紫のリボンを貼って色を出すという暴挙に出ました。
苦労したわりにはほとんど見えないという……。


そして胸元見えるから中のシャツも着せたけどリボンだけでも大丈夫だったんじゃないかと思える最終結果。
しなくても済んだ作業工程がいくつかありますが、試行錯誤しつつ作るのでそれも結果論でしかないのです。
上着はほつれ止め兼ねてマニキュア塗ってあります。

そして今回台座を木から変えてみました。
気持ちアクセサリートレイ風です。
ガラスのコースターを買って、そこに着色したUVレジンを流して硬化、その上に更にラメをUVレジンに混ぜたものを流して硬化。
この長髪バージョンのラルクは基本的には「夜想曲」のラルクを元にしていますが、「夜想曲」のラルクは背景ブルーのイメージ。
本当はもっと濃いブルーにしたかったのですが、UVレジン専用の着色剤使っていないもので、これ止まりでした。
ネットを徘徊していると、マニキュアを下に塗って色を付けて上にレジン流すとかそういうのもありましたが、それだと不透明になってしまうので却下。
ガラスだし透明感だけは譲れません。
ちなみにラメはネイル用ですけどね。

今回懲りたので二度と植毛はしないと思いますから、これよりクオリティの高いキューピーは多分私にはもう作れないでしょう(笑)




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