蔑天骸

From “Thunderbolt Fantasy”

蔑天骸

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」に登場する玄鬼宗の長、蔑天骸べつてんがい
私このシリーズ一期の途中(6話)から見始めたのですが、6話ラストの登場格好良かった……。
作りたいと思ってから約三年、作るのに約一月かかりました。
なぜって、もう究極難しそうなのと、衣装の構造がまったくわからなかったから。
どう手をつければいいかもわかりませんでした。
衣装の構造は実は今でもわからないので、こちらの解釈と制作上の都合で
勝手にやっている部分も大きいですが、なんとか完成にこぎつけました。




殘凶の時にもやったけどもう一度。

「殘凶め、随分と男前になって戻ったではないか。」

キューピーの手でキューピーの頭を持って顔の高さに上げるのは不可能なので、床に……。

顔が微妙で殘凶の方が可愛いのは無念なり。
四白眼で下睫毛が濃いと顔が怖くなると学びました。
下睫毛濃くなってしまったのでこれでも最初よりも落としてましになってます。



私的自己満足ポイントは、これだけごちゃごちゃ着付けているのに首も腕も動かせることです。
色々やると動かせなくなること多いので……。

髪飾りはビーズキャップを逆さにして使っています。
このサイズの丁度いい形のものなかなかなくて、探すの苦労しました。



可能な限り再現したいので髪の毛でほぼ見えなくなるのですが、ピアス。
そして袖でほとんど見えないですが、手甲(?)もちゃんとしてます。
まあこれも自己満足です。いつものことですが。



後ろ姿。
最初髪の毛をツヤサラにしたくて初めて髪に絹糸を使ってみたのですが、まったくまとまらず断念。
頭頂部の髪は剥がしていつもの刺繍糸に戻しました。
なので後ろ髪は良く見ると糸が二種類違うものが混ざっているのがわかります。
そして後ろはまとめても毛量が多すぎて爆発してしまうので、やむを得ず中程でもう一括りしています。
下の写真と比べるとわかりますが、さすがに6mmのリボンに細かい唐草模様は入れられませんでした。



モデルさんです。宗主様。
人形を元にキューピーを作ることに疑問を持ってはいけない。
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 の世界展」の時の写真です。
そこに載せたのとは別の写真。

後ろ姿の写真に見える、裏地が水色の両肩から下がっている布は省略しています。
キューピー肩ないのに、そんなに色々付けられません……。



以下おまけ。


キューピー作る時大体いつもどこかしらにリボンを使っているのですが、今回は今までで一番多くの種類のリボンを使いました。
7種類。6種で良かったな(一番右のはその隣のを使った方が良かった)と後で思いましたが、いつも試行錯誤しながら作っているのでその時はわからないんですよ。
3mmとか6mmのサテンリボンは店によっては一巻買っちゃった方が安かったりするので、余りまくります。


今回も例によってキューピーの足を長くしていますが、それでも全然足りなくて、なんでこんなに小さくて腕短いんだと本当に大変でした……。
こう、衣装の情報量が多すぎて、省略して最低限を詰め込むにもボディの面積が足りない……。
眼窩をくり抜いています。もう少しキューピーの目よりドールっぽくしたくて。
そう、番外の殘凶はこのための実験&練習台だったのです。
そして、髪の毛削った後やすりを掛けて額を綺麗にしました。
なぜ今までそうすればいいと気付かなかったのだろう……。


殘凶はキューピーの睫毛を残しましたがこちらは思い切って消し、描き直しました。
これは微妙だったので、後で眉を描く時に睫毛も描き直しています。
(そしたら下睫毛が濃すぎて完成後更に直した。)
瞳を入れて、靴を履かせ、ズボンを履かせました。
これはブーツではなくて靴とは離れています。脚絆(?)みたいな……。
脚を伸ばした跡が出てしまっていますが、どうせ服着せたら見えないのでいいことに。


着付け途中です。
布の縁はほつれ止めも兼ねて、金ラメのマニキュアを塗っています。
そしてピアス。
殘凶に続いてこちらも耳に描く・貼るでなく、さがるタイプのピアスです。
Tピンを耳に刺しています。
この写真だとわかりませんが、上の方の写真を確認すると、ピアスから下がっているのと、髪飾りに下がっているのが同じパーツです。
どんなに探しても他に小さい金属パーツがなくてこうなりました。
本当はどちらももう少し小さいものが良かった。


大きい襟。
呉竹の布用ぺんが大変優秀でした。黒い布にも負けません。
裏は金色なので金色のリボンを貼っています。
その後にビーズを縫いつけたので糸が裏に出てしまい、後で貼るんだったーと後悔しきり。
ビーズ針持っていないのでビーズの穴を針が通らなくて一針ごとに針から糸を抜いてビーズを通して針に糸を通して、とやらなくてはならなくて最高に苛々しました。
またの機会のためにビーズ針買っておかなければ。
後で着せたら紫のリボンも前にさがるじゃらじゃらも長くて引きずってしまい、この写真より短くしました(まだ少し引きずりますが)。
襟は柄のところ以外スパンコールできらきらなので、銀ラメのマニキュアをこのあと塗っています。
じゃらじゃらしているのは花座を潰して平らにし、上下をニッパーでカットして、中央は最初ビーズとかラインストーンを付けようかと思いましたが木工用ボンドを付けて乾いたら油性ペンで塗り、UVレジンで盛り上げ&ツヤ出ししたらいい感じになりました。





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